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SOTA side
" 私は壮大のなんなの? "
そんなの、分かりきった話だろ
なんでわざわざ聞くんだよ、?
『もうガッカリさせたくないし辛い想いもしてほしくないの』
それは俺が勝手に、
『それに壮大にはちゃんとした女性と幸せになってほしいの』
なんで、そんな…っ
次の言葉が聞こえる前に、俺はAの首を絞めて無理矢理黙らせる。
「やだ、いやだ、なんでそんなこと急に言うんだよ..ッ
俺にはもうA以外を選ぶなんてことできないのになんで…どうして。さっき遊び相手とか、いらないとか、嘘ついたから?束縛強いから?俺が、Aを好きになっちゃったから、?」
焦る気持ちと比例するように手を力ませていく。
『そ、た話きいて..ッ』
あぁ、そういえば私は壮大のなに、とか聞いてたよね。
そんなの、
「Aは俺の全てなんだよ、ッ」
もう何も聞きたくなくて、手を両耳に当てる。
" そうた "
微かに自分を呼ぶ声が聞こえる。
俺のために必死になってくれていることが
すごく嬉しくて、でも自分の性格の悪さに反吐が出る。
俺ってどうしてこんなにめんどくさいんだろう。
すると声が聞こえなくなり、
とうとう愛想をつかれたのか不安な気持ちで目を開けると
そこには先程割れてしまったスマホの破片で
自分の顔に傷をつけようとするAがいた。
「な、にしてんだよ…ッ!」
これまでにないほど焦った俺は彼女の手から破片を奪いとり
叱ろうとしたその時、Aの表情を見て怒りは全て消えた。
『ぅう″…っひ、く』
A、?
『私、壮大を沢山苦しめてるって分かってるの…ッ』
そんなことない、お前は悪くないよ。
いつも以上に優しい声で、強く抱きしめながら背中をさする。
『そうた、そうた..っ』
「うん、ちゃんと聞いてるよ」
やっと落ち着いてきたAは大きく深呼吸をし目を合わせて
『私のせいで一生苦しんでほしいの』
俺に幸せになってほしい、そう大人ぶってたAが嘘みたいだ
「最初っからそのつもりだよ」
二度と泣かせまいと強く抱き締めた。
.
今回情緒不安定だったのは壮大くんではなく夢主ちゃんでしたね。確実に詰め込みすぎてしまった…
イカリマメ
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鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - イカリマメさん» ファン⁉️⁉️⁉️びっくりすぎて言葉出ません、、😭❤️🔥嬉しいです〜〜!!😭新作早速楽しんでますありがとうございます!! (4月6日 18時) (レス) id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - 鯖の味噌煮ちゃんさん» わああ!!ありがたいお言葉すぎます、、😿💗味噌煮さんのひっそりファンなのでめちゃくちゃ嬉しいです🤭新作も楽しんでいただければ幸いです!!! (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - れいさん» こちらこそ最後までお付き合いありがとうございましたー!新作も㊙︎もバリバリ書いていくので乞うご期待を!! (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - 最高の完結です…😭😭😭お疲れ様でした〜!!新作楽しみに待ってます!! (4月4日 17時) (レス) @page42 id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁぁあ、お疲れ様でした😭新作楽しみにしてます!㊙︎のほうはまだ更新されるの嬉しいです!!!!!!! (4月4日 0時) (レス) @page42 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イカリマメ | 作成日時:2024年2月24日 1時