一之瀬side ページ18
「……くっ……」
今の状況は、決して有利とは言えなかった。
俺達はこんなにボロボロなのに、相手……エイリア学園は、余裕の笑みを浮かべてる。
「どうしろって言うんだよ……吹雪のエターナルブリザードまで止められたってのに……」
土門がそう呟いたのが聞こえた。
確かにそうだ。
吹雪のシュートは、雷門の中では1番威力があることは皆分かっている。
そのシュートを止められた今、どうすることもできなかった。
「フハハハ！！……面白い」
高らかに笑うエイリア学園のGK……デザーム。
「……ならば」
ドッ！！！！
そのデザームが打ったボールは……
「！！」
「！！危ない！！」
この試合を見ている人達の所へ行った。
「あのボールを受けてみよ！！」
そう言い放った。
「うわぁっ！！たっ大変でヤンス！！」
「まずいよあれ……！！！」
俺達もボールの方へ向かう。
しかし、あのボールの速さとこの距離では、確実に間に合わない。
俺は咄嗟に叫んだ。
「君！！早く逃げろ！！」
ボールの前には、少女が1人で立っていた。
(ダメだ………！！)
もう間に合わない……………！！！
・
・
・
・
・
その時だった。
「はぁぁぁぁぁぁあっ！！」
ダァァァァアンッ！！！！
「「「「？？！！」」」」
何と、その少女はデザームにボールを蹴り返した。
しかも、そのボールは白いオーラを纏っていた。
「何っ……？！くっ！！」
驚きながらも、そのボールをキャッチするデザーム。
「……………あれ？」
自分で驚いている少女。
「なっ……うそだろ……」
「あのボールを……打ち返した……？！」
俺も信じられずに、ボールから少女に視線を戻す。
「…………え………？」
それから気づいた。
黒いコート、黒いズボン、黒いブーツ。
黒髪と対照的な白い肌。
見開かれた紫色の瞳。
その姿と、2年半前に見た少女の姿が重なって……… 一致した。
・
・
・
・
・
「……………A…………？」
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まとい - しかもいくらおにぎりが好物なんて！私と同じで嬉しかったです！無理しない程度に頑張ってください！応援してます！ (2017年8月27日 0時) (
レス) id: 9c8ce1c873 (このIDを非表示/違反報告)
まとい - 最初読んだ瞬間から、なんという神作ではないか！と思いました。とても面白いです！また、新たな更新楽しみにしています！ (2017年8月27日 0時) (レス) id: 9c8ce1c873 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ→りぃ様 - そんな素晴らしいことを言っていただいて、感激で泣きそうです！！ありがとうございます！！こんな駄作ですが、さらに面白くなるよう頑張ります！！ (2016年4月7日 8時) (レス) id: 2fc0216268 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ→どS様！沖田様サイコ〜様 - とても嬉しいです！！どうかよろしくお願いします！！ (2016年4月7日 8時) (レス) id: 2fc0216268 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - カルナさん» 新しい更新がされていてすぐに読んでしまいました！やっぱり、とても面白いです！１話の更新でも次どんな展開になるたのしみです。またこ新たな更新楽しみにしています♪ (2016年4月6日 2時) (レス) id: 7429e82d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルナ | 作成日時：2015年12月20日 8時
