まだ切らない(ar×in) ページ11
ar side
※リアル設定
付き合っているありいの
明日から始まる1泊2日の地方ロケ
はぁ〜っとため息をつきながらゆっくりと明日の準備をする。
いのちゃんに俺から告白して付き合って、同棲まで進んでから早3年
毎日一緒にいるのに、たった1日でも離れるのが憂鬱で仕方がない
伊「大ちゃん、明日朝早いんでしょ?早く準備終わらせて寝ないと、起きれなくなっちゃうよ?」
ただでさえ遅刻魔なのに。と付け加えながらいのちゃんは、さり気なく必要なものを準備してくれてて……
なんていい彼女…いや、むしろ嫁?
そんな事を考えて手を止めてると早くしろ!という圧がかかってきたから、慌てて準備を再開した。
ある程度する事も終わって、今は2人でベッドに潜り込む。
ぎゅーっと抱きしめて寝るのが毎日の日課だから、明日は出来ないのかと考えたらまたため息がこぼれた。
すると、いのちゃんが困り顔で笑いながら、俺の頬をむにむにと触ってくる。
伊「もーさっきからため息ばっか。明後日の昼過ぎには帰ってくるんでしょ?」
有「そうだけどさぁ〜…」
べつに困らせたい訳じゃないし、仕方ないのもわかってる
だからって、割り切れるかって言われたらそれはまったく別の話なわけで。
いのちゃんは寂しくないのかな、なんて考えていると、いのちゃんの手が止まり、かと思ったら首に腕が巻きついてきた
伊「…ねぇ、寝落ち通話っていうの?あれやろーよ」
有「えっ!いいの!?」
伊「ふふっ、うん」
なるほど、電話は盲点だった……
電話より某メッセージアプリばかりでやり取りしてたし
付き合ってからも、なんとなく照れくさくて、長電話すらしたこと無かったから
有「楽しみになってきた…!」
伊「単純かよ」
すっかり調子が戻りイチャイチャしようとしたけど、明日早いから今日は駄目ですーって先に寝ちゃったいのちゃんにたくさんキスをして、俺も眠りに落ちた。
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作者名:にゃんけんけい | 作成日時:2024年1月28日 10時