盲目のピアニスト(XYZknt×in) ページ44
knt side
※inさん以外は一応リアル設定
XYZの王子様knt×盲目in
彼と会ったのは、メンバー全員と行ったロケだった。
・
『この街のすごい人!』
と、なんともありきたりなテーマを掲げて繰り出した街。
面白い人、びっくりした人、ちょっとよく分かんない人。
ありとあらゆる人々に出会い、次はどんな人だろうとわくわくした。
この街で今回最後です。というスタッフさんの声を聞いて、ロケバスを降りる。
通行人のおばあちゃんに声をかけると、すぐに
「あ〜ここ真っ直ぐ行った所にお米屋さんがあるんだけど、そこのお子さんの慧ちゃんがこの辺じゃ有名ね〜」
と東の方を指さして教えてくれた。
健「『慧ちゃん』?」
佐「とりあえず行ってみます?」
松「そうだね!あ!ありがとうございます!」
菊「松島!お礼の歌歌って!」
マ「もうっ風磨くん!早く行こうよ!」
いつもみたいにふざけるメンバーを最年長として見守りながら、なんとなく『慧ちゃん』さんの事を考えていた。
どんなすごい人なんだろう?
どんなことで有名なんだろう?
佐「あ!ここじゃない?」
勝利が見つけた建物の暖簾には『伊野尾米』とでかでかと書かれている。
この他にそれらしき店は見当たらないからスタッフさんが確認とアポを取りに行った。
しばらくして出てきたスタッフさんの顔は、なんだか困ったように眉が下がっていた。
「あの〜ここみたい、なんですけど…」
健「ダメでした?」
「いや…それは大丈夫だったんですが、その…」
歯切れが悪いスタッフさんにメンバー全員首を傾げる。
時間もそんなにないからとディレクターさんが出てきて、お店に入らせて頂くことになった。
着物姿の女性と、ツナギ姿の店主だという男性がにこっと笑って出迎えてくれる。
軽く挨拶をして本題を早速伝えると、快く受け入れてくれた。
和式な部屋には不釣り合いな大きいピアノが置いてある部屋に案内される。
すると、お母様が
母「少しお待ちくださいね、呼んできますので」
と言って、部屋から一旦退出した。
直ぐに、キシッと床が軋む音とともにお母様と、そのお母様に手を引かれて来たのは
茶髪でマッシュのようなふわふわ頭に
日焼けなんか知らなさそうな真っ白の肌
触れたら折れそうな華奢な体
中性的な顔立ちに柔らかそうな唇
しかし何より目に入ったのは
所在なさげに壁を伝う手と
固く閉じられた、瞳だったーーー…
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にゃんけんけい(プロフ) - shootingstarhapさん» コメントありがとうございます!それでしたら、後日談という形で書きたいと思います!これからもよろしくお願いします! (2019年1月28日 0時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 初めましてm(__)mにゃんけんけいさんのお話好きです。結ばれた後のお話も読みたいって思いました。特にさんかくかんけいが私は好きです!またお話楽しみにしています。 (2019年1月27日 20時) (レス) id: 5a8165fe93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんけんけい(プロフ) - 優姫さん» 喜んでいただけたようで、本当に何よりです!グダグダになってしまって「これって三角関係?」と不安になりました。またリベンジさせていただきたいと思います!優姫さんありがとうございました! (2018年10月14日 22時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
優姫 - にゃんけんけいさん» リクエストを書いていただきありがとうございます。終わってしまったという寂しさでいっぱいですが、最後、山田くんとくっついて良かったです。自分の好きな作品の一頁に自分がリクエスしたお話が入り嬉しい限りです。本当にありがとうございます。 (2018年10月14日 19時) (レス) id: b87ce6cf65 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんけんけい(プロフ) - 優姫さん» 少し長くなりそうですが、暖かい目で見守ってください!よろしくお願いします<(_ _)> (2018年10月1日 20時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんけんけい | 作成日時:2018年9月26日 21時