青い猫の仰せのままに(×in)

砂糖たっぷりのコーヒーを召し上がれ。(ar×in) ページ32

あみさんからリクエスト頂きました、inさんにあまあまなarさんです！

ar side
※リアル設定

集合時間1分前に楽屋に到着。


ar｢みんなおはよー！｣

J-ar｢おー、おはよう｣

yb｢大ちゃん、前の撮影長引いてるみたいだから待機だってさ｣

ar｢りょーかいー！｣


簡単な挨拶をしたら薮ちゃんが教えてくれた。
ゆっくりしようと思って、いのちゃんの隣に腰を下ろす。


ar｢いのちゃん、おはよ｣

in｢おはよ〜大ちゃんだぁ｣


俺を認識するなりへらっと笑って、肩に頭を乗っけてくる。

可愛いでしょ、俺の彼女！


最初は驚いてたメンバーにも今じゃ公認の仲で、みんな気にしなくなった。


まあ所構わずイチャイチャしてるからね。




in｢大ちゃ〜ん｣

ar｢わっいのちゃん？｣


急にいのちゃんの手が俺の首に回ってきて、抱きついてきた。

いつもしないから珍しいな、今日はどうやら甘えた期みたい。


ほんっとうにたまーにだけど、こうして甘えた期を迎えるいのちゃんを、俺はとことん甘やかすって決めてるんだ。


多分溜まりに溜まったストレスを甘えることによって発散してるんだと思うから。


いのちゃんを抱き上げて俺の膝に乗せる。
俺より身長高いのに、俺とあまり変わらない体重。

最近痩せたなって思ってたけど、ご飯食べれてないんだろうなぁ。

ふわふわの髪の毛を撫でてあげると、グリグリと首に頭を擦り付けてきた。


ar｢いのちゃん擽ったいよ〜｣

in｢ん〜…｣

ar｢…何があったの？｣


俺がそう聞くと、ピクッと肩が揺れて固まった。

そこから黙ってしまったいのちゃんの頬を両手で優しく包んで、目を合わせる。

水を多く含んだ眼は、今にも雫が零れてしまいそう。


ここまで追い詰められてるのを見るのは初めてだった。


気づけなくてごめんね。
独りで抱え込ませてごめんね。
分かりにくいと言われるいのちゃんを1番理解しときたいのに、未熟者でごめんね。

まだ、間に合うかな？
そこから救い出せる？

俺の手を、取ってほしいな。


ar｢…いのちゃんが抱えてるの、俺には想像もつかないくらい重いのかもしれない。全部俺に任せてなんて無責任なこと言えないけど。だけど、少しでも抱えてる重たいものが軽くなる様に頑張らせて？…頼りない彼氏だけど、いのちゃんのこと大好きだって気持ちなら誰にも負けないから｣

in｢…だ、いちゃ……｣


とうとう零れ落ちていく涙は、俺の腕を伝っていのちゃんと俺のズボンを濡らした。

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