青い猫の仰せのままに(×in)

英国紳士だって男の子(kt×in)(9/7内容追加しました) ページ18

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付き合っているktin

好きだと自覚してすぐいのちゃんに告白した。

最初に告白した時振られたけど『諦めないよ』と宣言して、アタックし続けること2ヶ月。

『いのちゃんが好きだよ』と何度目かもう分からない告白をして、いつも通り振られるだろうと思っていたら『…俺も』と返ってきた。

空耳かと思って彼の顔を見れば、マッシュから覗く耳やシャツの間から見える首元まで真っ赤に染まったいのちゃんがいて、『あぁ、本当なんだ』って感動したのは最近のこと。


それからメンバーに報告したら、所構わず好き好き言っていたからか『やっとか、良かったな』って祝福された。

…後でこっそり、いのちゃんのことが大好きなちぃちゃんに『泣かせたらただじゃ済ませないからね』って真っ黒な笑顔を向けられたけど。

まあそれも応援してくれてるって事だろうから、嬉し泣き以外させないように頑張るね。


一生大切にするって、メンバー皆の前でいのちゃんに誓った。
晴れて恋人になれた事に浮かれた俺は、それと同時に初キスもみんなの前でしちゃったんだけど。


そう、恋人になれたんだ。






｢んふふ、大ちゃんお腹ぷにぷに〜！｣

｢たかぎぃ海連れてってよー｣

｢光のご飯食べたい！家行ってもいい？｣

｢なんだよ薮ぅ、俺のこと好きなくせにぃ｣

｢山ちゃん、筋肉すごーい！｣

｢知 念〜ぎゅうー｣

｢ゆーと膝貸して〜｣




……じゃあ、この状況は一体何？

いや、別に他の人と関わるなとかそんな束縛したいわけじゃない。

苦楽を共にしてきたメンバーなんだし、ちょっと距離が近いだけと言ってしまえばそれまでのこと。



…いやでも、近過ぎない？
甘えた期でも来たの？ってくらいずっと他の人といちゃいちゃしてる。

なのに、俺には全く甘えてくる気配…いや近づいてくる気配すらない…。


割とガチ目に泣きそうなんだけど…。

あれ？両思いになったのって夢だったの？

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