青い猫の仰せのままに(×in)

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cn｢…些細な事かもしれないけど、不安になっちゃったんだと思うよ。ね？いのちゃん｣


バックハグからいのちゃんを解放して、目の前に移動した。

複雑な顔をしたいのちゃんを見て、自分のことで一杯になってた自分が恥ずかしくなる。

黙った俺に怒ったのかと勘違いしたいのちゃんが、目を潤ませながら頭を下げた。


in｢…ごめんなさい、圭人｣

kt｢んーん。それより俺、いのちゃんの気持ちが聞きたい。馬鹿だからさ、教えて…くれる？｣


俺がそう伝えるとポロッと雫が落ちた。
右の頬に手を添えて、真っ赤になった目尻を親指で優しく撫でる。


in｢…付き合ってはみたけど何か違ったのかなって…恋人になるだけで圭人はいいのかなって、思ったの。2人っきりになってもキス以外してくれないし…。圭人になら、俺の全部…あげる覚悟は出来てるのに…｣

kt｢っいのちゃん、それホントに…？｣

in｢ん…だって、大好きだから…｣

kt｢いのちゃん…っ！｣


恥ずかしそうに俯くいのちゃんに堪らなく愛しさを感じて、思い切り抱きしめた。


彼女にこんなこと言わせるなんて、彼氏失格かも…。
でもごめんね？失格だろうと手放す気なんてさらさらないよ。


俺たちに足りなかったのは言葉だった。
寂しがり屋で恥ずかしがり屋の君が伝えてくれた事、胸にしっかりと刻んでおこう。





kt｢…いのちゃんが嫌だって言ってもずっとそばにいる｣

in｢…好きな人がそばに居てくれるのに、嫌がるわけないじゃん。ばかけーと｣

kt｢あはは、確かに俺馬鹿だね。…ねぇいのちゃん｣

in｢ん？｣

kt｢他のメンバーとあんまりイチャイチャしないで…ヤキモチ妬きすぎておかしくなりそう…｣


俺がそう言うと、いのちゃんは照れくさそうに笑った。
見蕩れるくらいすごく綺麗に。


in｢…ヤキモチ妬いてくれて嬉しい。って言ったら怒る？｣

kt｢もう、いのちゃん…怒るわけないじゃん、大好きだよ。…I LOVE YOU｣

in｢んうっ！？｣



我慢出来ずに今まで遠慮していた深いキスをしていたらすぐに引き離される。

首根っこをちぃちゃんに掴まれて『そこまでしていいなんて言ってないよ。てゆーか僕との約束次はちゃんと守ってよね』と真剣な顔で言われて力強く頷いた。

絶対、今度こそ守るよ。


cn｢とりあえず今回泣かせたから、保護者面談行きでーす｣

kt｢え''っ？｣


その後薮ちゃんと光くんの所へ強制連行され、謎の三者面談をしたんだけど…めちゃくちゃ怖かった……泣


ーーーfin.

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