キス魔のリュゲルと抱きつき魔のガンダレス【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝＧＯｷﾞｬﾗｸｼｰ】 (ページ44)

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ぼくは男だ！３８ページ44

ぼくは呆れたように目の前の食べ物を見つめる。
･･･何故こうなった。

「だめだよ、Aちゃん！ちゃんと食べなきゃ」
「そうよ？あんた全ッ然肉ついてないんだから、しっかりと食べなさいっ」
「う、ウチも、食べたほうがいいと思う･･･」

入浴後、何故かこの状況に会っているぼく。

どうすればいいですか？

「ほら！から揚げ」

なんだよ、からあげって。
なんか微生物でもはいってんの？

「サラダもあるわよ！」

さらだって･･･その草？
人に草食わすの？
やだ、地球人怖い。

「ごはんも、デザートの苺もある･･･」

ごはん？いちご？？
なんだよ、それ。

でも、いちごってのは美味しそうだな。
林檎みたいに赤いし、甘い匂いがする。

ぼくはいちごに手を伸ばし、一口食べてみる。

「･･････!?うっ･･･」

ケホッと咳き込む。

「だ、大丈夫!?」
「･･･いちご、不味い」
「嘘ッ！？」

だめだ、見た目に惑わされちゃいけない。

･･･この調子だと、からあげってのも、さらだってのも、ごはんとか言うのも食べられなさそうだな。

「･･･からあげ、さらだ、ごはん、いちご･･･いらない」
「す、好き嫌いはだめだよ？」
「食べれないもの」
「･･･アレルギー？」
「違う」

林檎以外、食べれないの。
ぼくはそう言いたかった。

が、ぼくの祈りは届くはずもなく、アースイレブンの女子陣は料理を勧めてくる。

「ガル、アゼル、食べていいよ」
「ピクー？」
「ピクピク！」

おー･･･アゼルがっつくなぁ･･･。

「その生き物は？」
「可愛い･･･」

「･･･妖精。紫と青がガルで、紫だけがアゼル」

二匹はぼくの肩に乗ったままいちごにがっつく。
･･･どこが美味しいんだか。

「Aさんのペット？」
「･･･まあそんな感じ。あんま手、出さないほうがいいよ。噛みつかれるから」

特にアゼルは人に触られるのが嫌いなようで。
前にガンダレスが触ったとき噛まれてたなぁ。

なんか懐かしく感じる。