ぼくは男だ！３４ ページ39
男は、井吹の姿を確認すると、舌打ちをして去っていった。
ぼくは、ぺたんと地面になだれ込む。
「！･･･大丈夫か？」
「･･･え？」
井吹はぼくの頬をなぞる。
･･･っ、あれ？これって･･･涙？
「･･･！(クソ、クソクソクソ!!情けないっ、何人前で泣いてんだ･･･ぼくは男だ、男だ、男だ･･･!!)」
ゴシゴシと目を擦る。
「あっはは･･･大丈夫大丈夫･･･目に、ごみが入っただけ･･･ただ、それだけ･･･」
「･･･」
井吹は、ぼくの肩を掴み、優しく、抱きしめた。
「！･･･な、離せ･･･ッ」
「離せねぇだろ。･･･こんな顔されちゃあ」
･･･なんだよ、それ･･･。
「こんな時間に何してんだよ」
「それはこっちの台詞･･･なんで君はここにいるの？」
「ん、ちょっと外の空気を吸おうと思ってな」
「･･･ぷっ、なにそれ･･･」
随分顔に似合わないことを言うのね。
ぼくは笑った。
「面白いわね、君は」
井吹は、んだよ･･･と不機嫌そうに口を尖らせた。
「･･･ちょうどよかった。もし、よければアースイレブンの宿舎に案内してくれないかしら？」
「？･･･ああ、構わない。ちょうど、戻るところだったし･･･なにより、お前一人じゃ危なそうだからな･･･」
「･･･ぼくは男だ」
「ケッ、どーだか」
ムカつくけど、やっぱりアルマに似てるな･･･なんて。
「･･･なに、死んだ人のこと、思い出してんだよ」
ぼくらしくない。
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蓮＊魔王＊雪城(プロフ) - いしっちさん» おお、了解ｗ女は幼馴染の彩しか許さんからな！ｗ (2014年3月18日 11時) (
レス) id: 5d96ae1862 (このIDを非表示/違反報告)
いしっち(プロフ) - あ、そう言えば名前変えた！元涼歌です！ (2014年3月18日 1時) (レス) id: 57a7940d26 (このIDを非表示/違反報告)
いしっち(プロフ) - 蓮＊魔王＊雪城さん» 私の脳に正常にインプットイタシマシタｗｗｗ (2014年3月18日 1時) (レス) id: 57a7940d26 (このIDを非表示/違反報告)
蓮＊魔王＊雪城(プロフ) - 涼歌さん» ……差別ジャナイヨ？普通ダヨ？ (2014年3月17日 11時) (レス) id: 5d96ae1862 (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - 蓮＊魔王＊雪城さん» 差別うぅうううｗｗｗつぼったｗｗｗｗｗｗｗｗｗ (2014年3月17日 9時) (レス) id: 57a7940d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮＊魔王＊雪城 | 作成日時：2013年12月23日 0時
