キス魔のリュゲルと抱きつき魔のガンダレス【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝＧＯｷﾞｬﾗｸｼｰ】 (ページ26)

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ぼくは男だ！２３ページ26

なんだかんだでサッカーバトルに参戦できることになった。
やったね！

あ。ちなみにAっていうのは、自分の名前を何となく漢字にしただけね。
そうすれば、ちょっとは“地球人”っぽいでしょ？

ぼく、地球人の名前好きなんだ！ほら、ぼくらの名前って、カタカナでしょ？なんか意味がないみたいじゃん？でも地球人は漢字で、なんか色んな意味があるじゃん！あれってかっこいいなーって！

「地球人のサッカー･･･見せてもらうよ」

ぼくはポツリと呟いた。

松風たちはポジションにつく。
ぼくは、ＧＫのちびっこいのの前に立った。

「よろしくね！僕、西園信助！」
「･･･(へえ、西園って言うんだ？)さっきも言ったけど、ぼくはA。よろしく」

あとで西園(こいつ)のデータをアップデートしなくては。
このあとの戦いのためにも･･･ね。

「A！」

松風はぼくにパスを回してきた。
迫るサンドリアス人。
ぼくは口角を上げ、相手ごとボールを蹴飛ばした。

みんな、目を見開く。

「ぐぅッ！？」

情けない声をだして地面にへばりこむサンドリアス人。
ぼくは、あはは！と笑った。

「下手気に突っ込まないほうが身のためだよ？ぼく、さっきサンドリアス人に絡まれてちょっとイライラしてるんだぁ」

にこにこと、ぼくは手を合わせた。

「もー、何？その目。･･･喧嘩売ってるのかな？･･･鉄角！」

「！･･･お、おお」

鉄角にパスが回る。
ぼくは、叫んだ。

「･･･鉄角、右に一歩ずれて５０ｍ先、瞬木にだせ！」
「！･･･瞬木！」

また、パスがつながる。

鉄角は驚いた表情を見せた。

「瞬木、左に一歩、前に３歩！･･･今だ、シュート！」

瞬木は俺の指示通りにシュートを打った。
揺れるネット。サッカーバトルは終了した。

「な･･･なんだと･･･！？」
「く、こんなことが･･･」

「すっげぇよ、お前！」
「やるなぁ、A」

鉄角、九坂はぼくの頭をなでる。
･･････子供扱いしすぎでしょ、ぼくのこと。

「･･･ま、こんなもんでしょ！」

ぼくは、ふふんっ。と鼻を鳴らした。

そのあと、ぼくはまた子供扱いされたのは言うまでもない。

『おー、すごいすごい！』
『餓鬼扱いすんな！』