キス魔のリュゲルと抱きつき魔のガンダレス【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝＧＯｷﾞｬﾗｸｼｰ】 (ページ13)

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ぼくは男だ！１１ページ13

(ガンダレスＳＩＤＥ)

数分後、アヤがいつもの無表情で出てきた。
でもその顔からは、喜びがかもし出されていることが分かる。

･････････ん？かもし出されているってなんだ？

「アヤ、早かったな」
「ふふん、まあね！･･････ふふ」

うーーん。

なんかすっごく嬉しそうだ。

「何かいいことあったのかーーー？」

俺はアヤに抱きつきながらそう説いた(といた)。
･･･あれ、説いたってなんだ？？？

「ふふ、聞いて聞いて！姫がぼくに“頼み事”をしてくれたの！しかもあとで林檎くれるって!!･･････ああ、もうほんっと、これまでにないくらいに嬉しい！」

アヤは小さく飛び跳ねた。
すっげぇ可愛い！
俺はもっと手に力を入れる。

「そうかー！よかったなぁ、アヤ！」
「うむ！」

いつも抱きついたら「離れろ」とか「死ね」って言うのに今は言わないなー。
抱きつき放題!?ってやつだな！

「ん、アヤが楽しそうでなによりだ」

リュゲル兄はそう言ってアヤにキスを落とす。
･･････む。ずるい。

そんなアヤは、顔を赤くすることもなく、何かを思い出したように、ポツリと呟く。

「そうだ、今日と明日ぼくいないから、よろしく！」

星がつきそうな勢いだ。
俺は、ん？と思考が停止する。

「･･･ええ！それってマジ!?」
「なっ、なんだと！」

え、え、え！？
それってどういうこと？

「りゅ、リュゲル兄！」
「･･･つ、つまりアヤと約二日間会えないってことだ！･･････うああああ！」
「さ、さすがリュゲル兄･･･って、うわぁぁ！そ、そそそ、それってマジィ！？やだよ、そんなの!!!!!!」

叫ぶ俺とリュゲル兄。
アヤはそんな俺たちに冷たく言い放った。

「荒ぶんな、キモイ」

･･････やっぱ冷てぇや！

その後も俺たちはアヤに暴言を吐かれながらも、必死に引き止めていた(無駄だったけど)。

･････････んむ？

暴言ってなんだ？

「(やっぱ馬鹿だな、ガンダレス)」
「(絶対言っちゃだめだぞ、アヤ)」