ぼくは男だ！０９ ページ11
お城に入れば長く永遠と続く通路。
いつきても広いなぁ、ここ。
「ところでさ、何でアヤはララヤ様に呼ばれたの？何かやらかした？」
「やらかしてねーよ。･･･多分」
「心当たりはないんだな？」
リュゲルの言葉にぼくは、うん。と頷いた。
「なぁなぁ、リュゲル兄！“こころあたり”ってなんだ？」
「“心当たり”っていうのは、心にこれと思うことはないってことだ」
･･･またこの会話か。
「さっすがリュゲル兄！物知りだなっ」
リュゲルは鼻で笑い、また、いつもの台詞をいう。
「言うな、ガンダレス。それ以上何も言うな」
ぼくは小さくため息をつく。
やっぱりな、と。
「･･･じゃあ行くから、大人しくしといてよ」
「ああ、分かった。大丈夫、俺は」
「お〜う！多分、大丈夫だー!!」
･･･ああ、心配だ、この兄弟は。
ぼくは姫が待つ王室に入る。
「･･････姫、お呼びでしょうか」
ザッと姫の前で跪く。
ララヤ姫は、立ち上がり、可愛らしく後ろに手を組んだ。
「おお、アヤ。来てくれたか！休みのところすまぬな」
「いえ。姫のためあらば」
ぼくがそう言うと姫は満足そうに、そうか。と呟いた。
「･･････アヤ、お主に頼みがある」
姫は真剣な眼差しでぼくを見つめる。
姫が、ぼくに頼み？
なんだろう。でも、嬉しいな･･･姫がぼくなんかを頼ってくれて。
ぼくは目を瞑り、なんなりと。と答える。
「今、宇宙サッカー大会･･･セカンドセレスタギャラクシーが開かれておるだろう？その件について、ちょっとな」
･･･セカンドセレスタギャラクシー･･････全銀河の戦士たちがサッカーで惑星の存亡をかけるとても大きく、重要な大会。
それについての･･･頼みって一体･･･？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮＊魔王＊雪城(プロフ) - いしっちさん» おお、了解ｗ女は幼馴染の彩しか許さんからな！ｗ (2014年3月18日 11時) (
レス) id: 5d96ae1862 (このIDを非表示/違反報告)
いしっち(プロフ) - あ、そう言えば名前変えた！元涼歌です！ (2014年3月18日 1時) (レス) id: 57a7940d26 (このIDを非表示/違反報告)
いしっち(プロフ) - 蓮＊魔王＊雪城さん» 私の脳に正常にインプットイタシマシタｗｗｗ (2014年3月18日 1時) (レス) id: 57a7940d26 (このIDを非表示/違反報告)
蓮＊魔王＊雪城(プロフ) - 涼歌さん» ……差別ジャナイヨ？普通ダヨ？ (2014年3月17日 11時) (レス) id: 5d96ae1862 (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - 蓮＊魔王＊雪城さん» 差別うぅうううｗｗｗつぼったｗｗｗｗｗｗｗｗｗ (2014年3月17日 9時) (レス) id: 57a7940d26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蓮＊魔王＊雪城 | 作成日時：2013年12月23日 0時
