【オリジナル】リアルタイム人狼ゲーム (ページ15)

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５日目：夜ページ15

「まあ、対抗がいなけりゃくらまは真だろ
狂を飼うつもりはないから本指定、りぃ
異論はあるか？」

モノクロは主に星音姉妹に向かって問う

「...わかりました、吊り逃れするのは無理がありそうですね...」

無理を悟ったりぃが諦めて吊りを呑む

「...りぃ...ごめんね...」

碧が泣きそうな顔で謝罪の言葉を口にする

「...いいよ別に、
くらまさんも言ってたでしょ
死ぬと決まった訳じゃないって
...だから大丈夫、碧姉はきちんと私に投票して...」

碧の謝罪に対しくらまをチラッと見てから笑顔で答えるりぃ

くらまは少々苦笑いだが、

「そうだな」

と肯定する

それからは誰喋らなかった

時間がきて自室に戻る

碧の纏うオーラが哀しそうなのは気の所為ではないだろう...

Aはりぃに投票して布団に潜る

思い出されるのは星音姉妹とくらまだ

確かに死ぬと決まった訳ではない

が、生きていられる保証も無い

実際、生きていたとしても自分が生き残る為に他の人を吊っているのだ

－自分が生き残る為に相手を殺した－

たとえ死んでなかったとしてもこの事実は変わらない...

自分の中で他人を殺しているのだ

...今更になって罪悪感がこみ上げてきた

それもこれも全部、説明不足のＧＭのせいだ！

AはそうＧＭに責任転嫁をしてから眠りに就いた

-ピンポンパンポーン-

〈朝８時になりました
プレイヤーの方は１時までに支度をして広場の間へ集まってください〉

もう、日常と化したアナウンスを聴きいつもの時間に広場の間へと行く

〈投票結果星音りぃ７票くらま１票
よって星音りぃが処刑されました〉

投票結果を聞いた全員が碧の方を見る

「...負けるわけにはいかないからね」

碧が吹っ切れたような顔でその場にいる全員に聞こえる声でいった

〈朝、くらまが無残な姿で見つかりました
現在の人数は６人、それでは話し合いを始めて下さい〉

「Lwはパスタよ」

ＧＭのアナウンスが終わると同時に碧が言った

その場にいた全員がパスタを振り返る

「僕？碧は確認ミスでもしたの？」

「ここまで来てとぼけるの？」

流石に苦しい言い訳だ

「誰がなんと言おうと本指定はパスタよ」

碧がはっきりと告げる

「一応霊能結果言っとく...りぃ白」

「...うん、知ってる」

『まあ、そーですよね』

「当たり前でしょ」

「黒だったらモノクロ吊りだよ...」

「...ここに来て俺の扱い...」

用無しとなった霊能の対応は凄く雑な物になった