3日目:夜 ページ12
「まあ、参考程度に」
そうハオキチが言ったところでちょうど時間が来たので全員が自室に戻っていった
Aは慣れた手つきで吊り投票を済ませ就寝準備をする
このゲームが始まって3日がたつ
3日も経てばGMのイケボに一々驚かなくなった
無駄にうるさいチャイム音にも驚かなくなった
吊り投票するのに躊躇しなくなった...
慣れって怖いな
改めてそう思った
最初は15人だったのに既に今日は11人
明日には9人になっている...
6人もの人間が目の前から居なくなっている
生きているのか死んでいるのかも不明...
もしかしたら、明日は我が身かもしれない
ここまできたんだから、生き残りたいなー...
そんなことを思いながらAは眠りに就いた
-ピンポンパンポーン-
〈8時になりました、
プレイヤーの方は1時までに支度をして広場の間へ集まってください〉
けたたましいチャイム音とイケボGMの声
もうただの目覚ましへと化している...
いつも通り本を読みながら時間を潰し十五分前に広場の間につくように部屋を出る
〈投票結果 イソフラボン10票 むこっさん1票
よってイソフラボンが処刑されました〉
〈朝、覇王鬼帝が無残な姿で見つかりました〉
〈現在の人数は9人
それでは話し合いを始めて下さい〉
「私は今日むこっさんを占いました」
ただ...
「結果は白でした...」
いつもと違うのは...
「私も今日むこっさんを占ったわ...」
はじめて...
「結果は...」
「...黒よ」
黒が出たことだろう...
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瑠璃(プロフ) - 桃華(とうか)ですです。さん» コメありがとうございます!そのようなことを言っていただきありがとうございます!感激です! (2016年6月25日 17時) (レス) id: 948fa60ac2 (このIDを非表示/違反報告)
桃華(とうか)ですです。(プロフ) - 私が読みたかったような小説です!こういうの待ってました。 (2016年6月25日 16時) (レス) id: de53d93ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2016年6月15日 20時