音楽の天使 #2 (ページ21)

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あれから僕らは練習を再開した。
僕の鼻血も完全に止まって一安心ってところだ。

「じゃあ今日はここまでにしよう」

先生の終わりの合図を皮切りにそれぞれ次の仕事の準備を始めた。

この後僕らは、新商品アイスのCM撮影をするのでシャワーを浴びて身支度を整える。

シャワー室はズラーッと並ぶタイプなのでシャワーをしながらみんな会話をする。

わちゃわちゃしすぎて会話が成立しなくなる時もある。

「アイス食べすぎてお腹壊したらどうしようw」

「ベク！その時は俺が暖めてあげるよ！」

「チャニョラキモいww」

と、今日も安定のビーグルラインだ。

こんな感じであれやこれやとキャーキャーしながらシャワーを済ませてから撮影現場に向かった。

水着を着ての撮影で、もちろん女の人もいるわけなんだけど…

「A表情死にすぎw」

隣にいたギョンスヒョンに笑われた。

「ヒョン、よかったですね？シャツ着て撮影で」

そう言ったら真顔で技をかけられた。

「ちょっとギョンス！俺のAになんてことしてるの！」

遠くから聞き覚えのある声がした。

この声は僕らがずっと会いたかった人の声だ…

「ルハニヒョン！！」

セフニヒョンの叫び声にみんなでキャーキャーワーワー言いながらヒョンの元へ走った。

「ルハナ！もう大丈夫なのか？」

「逆にしうちゃんに会えなくて大丈夫じゃなかった！」

「復帰か？」

クリスヒョンがそう問えば

「待たせたな」

映画のセリフかよみたいなトーンで答えたルハニヒョン。

みんなでおかえりを言ってルハニヒョンはメイクしに行った。

僕の後ろで泣いてるジュンミョニヒョン。
メイク取れるよ…？

「ジュンミョナ！泣くほど嬉しいのは分かるけどメイク台無しじゃない！」

と案の定メイクヌナに怒られているw

「感動でタオ泣きそう…」

「タオ～泣いたらジュンミョナみたいにメイクヌナに怒られるよぉ？www」

「それだけはヤダ～！」

「じゃあ我慢して宿舎でたくさん泣こうね～」

「イーシンもタオと一緒に泣くんだよ？」

「そうだね～」

会話が緩い！！

「あれ？セフニヒョンがいない」

「あぁ、ルハニヒョンにくっ付いて行った」

僕の呟きにジョンイニヒョンがヌルッと答えてくれた。

「当分の間ルハニヒョンのくっつき虫になりそうですねw」

「だねw」