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必死で前方から感じる圧をやり過ごそうと顔を逸らす。相手は別に俺の顔なんて見ていない。それでも迫ってくる圧が怖いです・・。

「あの・・な、な、何の御用で?」

汗をダラッダラに流しながらギギギ・・っと前を向く。そうすると、俺は何も喋ってねぇよ、とつれない返事が返ってくる。あはは、そうでしたっけ、と軽口を返したいのにまったく言葉が出てこないぃぃぃぃ。

ど、どどどどうしよう、俺話切り出したのに何も話さない変人になってしまう。

「・・それ、誰だ?」

ヨガの体勢を崩さないままスマホをピッと指さされる。釣られて視線を落として教えようか少し逡巡する。自分の瞳が揺れているのが分かる。まだ、俺は意気地なしのままだ。多分、ずっとこのまま。

「お前は俺の読みを一度だけだったが上回った。それは事実だ」

吃驚して下まつげさんを見る・・と見せかけて勇気がなく綺麗な逆立ちを見つめた。プライド高そうな彼に言われたことがまだ信じられない。

「だが、それももう過去だ。二度とお前は俺を越えられない」

ど、どどどどうしよう・・これ宣戦布告!?次の選抜でスコッと落ちてしまいそうな人間に宣戦布告して大丈夫!?
俺なんて宣戦布告する価値ないよ!?

考え直して、え・・どうした、頭でも打った?てか、普通に下まつげさんプライド高いね。や、ややや山みたい・・。

でも、いいか。この人は不特定多数の人に人の話をするような人じゃない。

「さ、さっきまで連絡してたのは叔父さん。まだ、最後のシュートは落第レベルだったから・・デス。」

下まつげさんはスマホを一瞥した後興味なさそうに視線を戻した。

・・じ、自分で聞いた癖に。

◇(第2章から2時選抜入ります!)→←◇



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魔孤蠧マコト(プロフ) - 『ぼっち・ざ・ろっく!』知らないけど…何となく内容わかった笑笑 終始吹きました笑 更新待ってます!頑張ってください! (4月13日 18時) (レス) @page3 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - びびり主くん好きすぎます!そしてノア様の甥っ子という強すぎる遺伝子・・。更新無理せずに頑張ってください。待ってます・・! (9月17日 21時) (レス) id: 6caf3948ad (このIDを非表示/違反報告)
にれ(プロフ) - 太宰無音さん» 死なないでくださいね!?誰かー救急車呼んでー!!何番だっけ、110?コメありがとうございます! (8月1日 15時) (レス) id: f500b808b7 (このIDを非表示/違反報告)
にれ(プロフ) - しずさん» 神作品なんてほんとにありがとうございます!最近更新出来てませんでした、ごめんなさい! (8月1日 15時) (レス) id: f500b808b7 (このIDを非表示/違反報告)
太宰無音 - んんんんッ、。。死にそう (7月21日 19時) (レス) @page40 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にれ | 作者ホームページ:https://twitter.com/mxa_1031  
作成日時:2023年5月7日 11時

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