ぼっち・ざ・えごいすと！【ブルーロック】

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どうしても下まつげさんには勝てない。何をしても俺の動きを読んで、味方も敵も操って全員を動かす。

そして、全員は動かされる。動かないと殺される、くらいの勢いで。

「な、なにが俺と違うんだろう？あ、すべてが違うのか。才能って酷い・・どうせ俺は誰と比べても優れたところがないダメプレイヤーですよ・・」

どうしても俺は下まつげさんに勝たないといけない。そうしないと、叔父さんに勝つなんて夢のまた夢なんだから。ピッチの中は常に変わっている。不変なんて存在していない。


つまり・・今のままの考え方じゃダメなんだ。脳内にあるいつのまにか完成していたデータを全部互換していかないと・・。

俺たちの頭の中にある、下まつげさんの思い通りの試合を脳内から更新していく必要があるんだ。

「し、し、死角って人の目の付き方を利用してるから警戒されると結構難しい・・ひ、ひ、人の学習能力って怖いなぁ」

裏から飛び出すのは臆病な俺の得意技。姑息？し、知ってますよ！

でも、姑息なんて言ってられないんだ、そうやって自分の負けを認めずに負け惜しみばかり吐いてる人間はどうせ生きていけないんだ。

・・あ、俺のことじゃん。あぁぁぁぁ・・俺社会で真っ先に抹消される人間Aだった・・。

新しい武器を今から発掘する？俺の本当の武器はまだ温存しておきたいし、人の目をいい感じに利用していかなきゃいけないんだ。

人の目、他人の目線。

「ん？人の目・・？」

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