ぼっち・ざ・えごいすと！【ブルーロック】

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「・・おい、お前誰にサッカーを教わった？」

「へっ・・あ、あの、えーと・・」

ぼっちでサッカーボールひたすら蹴ってましたなんて口が裂けても言えない。

それが明るみに出てしまったら大して目標もない奴が他人の夢めちゃくちゃにした、なんていう悪評が・・・！

かと言ってこの下まつげさん相手に俺嘘つけないし、ていうか嘘ついた際には俺はもう何の取り柄も無いただの凡人以下に成り下がってしまう。


叔父さん・・なんで俺ってこんなにダメなんですか、一応俺あなたの親戚なんですよね・・？
あ、血が繋がってないとか言わないで本当にショックで死ぬから！

今の俺の醜態に絶望して他人のフリされる分にはいいけど。


あぁぁぁ・・強がりました、良くないです。ちゃんと俺ノア叔父さんの甥っ子だから。正真正銘、母さんの子供だから！

どれだけ不甲斐なくても他人のフリとか見捨てる、とかいう行為はしないでください・・。

「あぁぁははは、叔父さん不甲斐なくてすみません・・出直してくるから見捨てないで・・」

「いきなり何言いだしてんだお前。ほんっとに変な奴だな。で？誰にサッカー教わった」


俺ぼっちなんです、すみませんね。期待に応えられるような素晴らしい経歴も実力も持ってないんです。他人の質問に見合ったものさえ持ち合わせてないなんてほんとダメすぎる。もうすべての人が怖い、質問という行為が怖いよ・・。

それで？質問に答えられなくなった全方面から叩かれたりして？居場所なくなって？その辺の道端で惨めに死んでいくんだ・・。

「ぼ、ぼっちです・・俺ぼっちなんで。ひっ・・すみません、良い答えがなくて」

「一つお前に言っておく」

キョトンとした顔で下まつげさんを見ようとする。正確にはできなかったけど努力した！
そんな俺に下まつげさんは吐き捨てた。

「お前は温ぃんだよ。ここは戦場だ。お前すぐ死ぬぞ」

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