You are so beautiful -JS- 04

4-44.幸せ ページ46

日本でマサトと別れて…もうすぐ半年。


あのとき、マサトは【ジュンスを超えられなかった】そう言っていた。


私自身、マサトになにか不満があったわけじゃなかった。


私に優しくて、ルックスも仕事も申し分ない人で。



ただ、私が中途半端な気持ちでマサトとつきあっていくのは、マサトにも自分の気持ちにも良くないと思っていて…。





マサトは何も悪くなかったから、申し訳なくて……。






「マサト……。私あの、ごめ…」
「いいよ、謝らなくて^^」
「マサト…」
「Aが幸せそうに見えたからさ^^」
「え…」
「大事な人できたのかなーってさ^^」



私、あんな別れ方したのに…。


そんな風に笑ってくれるの？




「マサト…マサトにはすごく申し訳ないけど…。私、大事にしたい人ができたんだ。」

「申し訳なくないよ！俺と別れて不幸になったら嫌だけど、Aが幸せなら……よかったよ^^」



…離れても、…相手が自分じゃなくてもそう言ってくれるの？



「マサト…。ありがとう。私もマサトには幸せになってほしいよ。」



「A…。ありがとう。今日幸せそうなAに会えて、俺も…前に進めそうだから^^」

「マサト…」


マサトの心には私が残っていたのかな…。

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