You are so beautiful -JS- 04

4-35.僕の時間と彼女の答え-YH- ページ37

今まで自分のことを知っていて好きだというオーラばかりを出す女性を見過ぎたんだな。



気取らない、僕自身を出せるような見せていいような女性。


気が付けば、……特にチャミナと二人になってからは…、自分の素というものになれる時間がごくわずかになったような感覚がする。
いつでも「ユノ」でいなくちゃいけない…そんな感覚。
寝ているとき以外はそうかもしれない。




安らぎを求めているのかも。。。




惹かれている自分を隠しきれないのに。








僕は、あと２か月もすればきっと入隊している。



そんな僕は…好きだと言っても…待たせてしまうだけで。




時折見せる、何かさみしそうな表情も気になるのに。



背中を支えてあげられる時間が少なくて、









僕からは…言えそうもない。





せめて…話を聞いてあげるだけでも…そう思い、思い切って電話した。


彼女は「考えさせてください連絡します^^」そう言った。

僕の誘いであれ、二つ返事で「いきます！」とは返答しなかった。

僕への考慮…かな。それとも……？？






翌日に来た彼女からの電話。

「よぼせよ？」
「あ……あの葵です//」
「こんにちは^^電話ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ返事お待たせしてすみませんでした」




彼女の答えは…





「わ、私でよかったら…一緒に…///」



良かった。
断られなかった。



「葵さん、楽しみにしてますね」
「は！はい///」




少しだけ声のトーンが上がった彼女。
可愛いな…//




もう僕の中では何かが始まってしまっているみたいだ。

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