4-16.始まり-CM- ページ18
まだ少しだけ飲み足りなかったけれど、明日の飛行機もあるし一足先に帰ってきた。
ユノヒョン…女性を個人的に送っていくとか、
めったにしませんよね？
むしろそんな状況を作りだすヒョンではありませんでしたが。
成り行き…だからではないですね、あれは。
葵ヌナ…いいですね。
まだペンならではのキラキラした目でヒョンを見ていますが、あの目はもう立派な恋ですよね。
ヒョンも…おそらくそれに気づいている。
僕は恋愛に充実している4人のヒョンたちを羨ましく思いながらも早めに眠った。
翌朝の飛行機で羽田へ。
「おはようございます」
僕は日本語で挨拶し面接の部屋へ行き、今日オーディションにくる僕の相手役の人達のリストに目を通す。
漢字にはフリガナが…。ありがたい。
候補の女性は一人ずつ部屋に入り、
台本のワンシーンである僕との恋に落ちる瞬間を演じてもらう。
何人も見て行くがピンとくる人がいない。
みんな、監督へのアピールがいかにも過ぎて、
自然じゃない…。
「20番の方どうぞ」
そう呼ばれ入ってきた女性。
スラッとした僕のすきなシンプルビューティ。
スタイルも背も僕と並ぶと…絵的にバランスが良い。
僕のセリフは常に同じ。
候補の女性皆に同じ受け答えを何度もする。
なのに、
彼女の目は、表情は…
まるで今本当に僕と恋に落ちたような目で。
僕は一瞬、次の自分のセリフが出てこなかった。
恋を、恋の始まりを本当に感じた。
彼女はいまこの瞬間に本当に僕に惚れたんじゃないかっていうくらい引き込まれる演技。
セリフは台本とは少し違っていたし多分…素人なんだと思う。
でも、僕は完全に彼女の雰囲気に演技に飲まれた。
だけ、じゃない…きっと。
僕の中でも何かがビビっときた。
全身の脈が一気に上がり、顔が赤くなったのが自分でもわかって…。
「カーット！やあ、よかったねー！チャンミン、今までより熱がこもってたよ、演技。
彼女と、やりやすかったのか？」
監督にそう言われ、やっぱり僕の演技も今までと差があったのだと認識した。
「あ、あの、演技に引き込まれて…//」
「チャンミン、顔真っ赤だぞ、ははは！」
監督は大笑い。
20番の彼女は、ふふっ^^と柔らかく笑って、
「ありがとうございますチャンミンさん」
そう言いながら深々とお辞儀し去って行った。
心臓が……痛いです、ヒョン。
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みぃ★(プロフ) - yuukaさん» 偶然会っただけなのにジュンスはめっちゃ不安になってますーpq 早めに誤解とかせたいですw (2014年5月5日 13時) (
レス) id: 2cab87b21c (このIDを非表示/違反報告)
yuuka(プロフ) - えーん、早く誤解が解けますように。 (2014年5月5日 0時) (レス) id: b16a4df0d0 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - まゆまゆさん» ジュンスは私の中ですごくオレンジのイメージがして^^そんな光に照らされた彼と……(〃ω〃)やばいですね( ´艸｀) (2014年4月15日 6時) (レス) id: f8c1bb12d5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - オレンジ色に照らされたジュンちゃん、キレイだろうなぁ。 (2014年4月13日 23時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - yuukaさん» お久しぶりです(*´д`*)ご心配ありがとうございます★1回に1.2話ずつのゆっくりなので大丈夫ですよ(*´ω`*) (2014年4月7日 20時) (レス) id: f8c1bb12d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ★
| 作成日時：2014年3月23日 16時
