2-17.朝のにおい-JS- ページ18
朝起きると…
となりにヌナはいなかった…。
ヌナ？？ヌナ…やだ、いなくなっちゃやだ…！
ぼくは慌てて飛び起きた。
「ぬ、ヌナ！Aヌナ！！！」
バタンッ！！！
大きな音を立てて寝室ドアを開けると、
「あ、ジュンス、おはよう^^」
そう飛びっきりの笑顔でヌナが朝食を作っていた。
よかった……ヌナいた…
何も言わずに帰っちゃうようなヌナじゃないってわかっているのに、
いつか急にいなくなっちゃうんじゃないかってくらいの不安…
ヌナはぼくだけのヌナになってないから…。
不安でしかたないんだ。
ぼくのものにしたくて、ぼくだけのものにしたくて。
そばにいて欲しくて切なくて…。
ぼくは駆け寄って後ろからヌナを抱きしめた。
「ヌナーーー！おっはよ♪
起きたらいないからすっごく寂しかったでっすよー」
ちっちゃい子供みたいなことをヌナに言ってみた。
最初ピクっと反応したヌナは、
ヌナはくるっと振り返って
「ふふ^^かわいい^^よく眠れたみたいね^^」
そうやわらかい笑顔で言った。
オンマみたいな優しい顔…
ヌナ、無理しないでぼくにも甘えて…
ぼくは、ヌナがペンでもペンでなくても…そばにいてくれるならそれでいい…。
だから、本当のヌナを見せて。
本当は今もぼくがこんなにスキンシップするから、
驚いているんだよね？
なのに一生懸命かおに出さないように平静を装って…。
もし、もし、ぼくがペンだって知ってるってヌナに言ったら…
ヌナはどうするのかな…。
素直に好きってぼくに言ってくれる？
それとも………
それが怖くてぼくは、言い出せないよ。
ヌナが作ってくれた卵焼きは
ふんわり優しい味で。
お味噌汁もじんわり染みて。
もし…ヌナと一緒になったら、毎日こんなに幸せなんだろうなって、
考えて…またヌナへの気持ちが膨らんだ。
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みぃ(プロフ) - emiさん» なかなか言えないですよねー泣 (2020年7月1日 13時) (
レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 見返してまたキュンときています！ (2020年7月1日 13時) (レス) id: c67d7f4d06 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - ホン・ミレさん» コメントありがとうございます☆ひゃー！泣いていただけるなんて…感無量です！自分的にツボはベッドで背中から抱きしめてるところだったりしますw (2014年9月23日 19時) (レス) id: 1a28807fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ホン・ミレ - 自然に、泣いてました(。>ω<。) (2014年9月23日 13時) (レス) id: 644d969a60 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - 未来さん» 未来さんアンニョンです(*´ω`*)ユリがきっとこれからバタバタいろんな事やらかしてくれますな(●´ω｀●)笑 (2014年2月27日 7時) (レス) id: 0f6d36eec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ★
| 作成日時：2014年2月19日 13時
