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望はとうとう仕事をやめて
私も新しいパートを探すことに。
こういう時
ちゃんとした学歴があればって、
この時ばかりは後悔した。
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『 …あ、もしもし。パパ？』
淳太〈 …おう、久しぶりやな。〉
その日、私は父親に
ある用件で電話をかけた。
『 あのね、結婚式のことなんだけど…、
もしかしたら、出来ないかもしれない。』
淳太〈 え… なんでやねん、〉
そう言いながら
ベッドに眠る望を見る。
仕事を辞めたせいで
緊張の糸が解けてしまったのか、
それとも生きる希望をなくしたのか、
望は寝たきりになることが増えた。
淳太〈 …そんなに、悪いんか。〉
『 うん… よくは、ないかな。』
淳太〈 そうか…。〉
あんなに望に強く言ってた父も
結局優しいことは私も知ってる。
こうしていざ望の身体が悪くなって
結婚式が出来ないことを伝えれば、
電話越しにも落ち込んでるのが
伝わってきたから。
淳太〈 …今度、行ってええか。〉
『 うん、いいけど…。』
そん時話すわ。
そう言って切れてしまった電話。
その言葉通り
次の日曜日、父は家にやって来た。
.
望「 あ… お義父、さん…。」
淳太「 …望くん。」
ベッドで眠ったまま
前よりも弱々しくなった望を見て、
父は言葉を失ってた。
それでも望の枕元に行って
父は優しく話しかける。
淳太「 …この前は、すまんかった。
突然のことで、整理出来んくて…。」
それは予想もしなかった謝罪の言葉。
望も目を丸くした後、
その瞳からポロリと涙をこぼした。
望「 お義父さんは… 悪く、ないんです。
Aに迷惑かけてんのは、…事実なんで。」
そんな望の涙を見て
つられて泣きそうになるのをグッと堪える。
私たちはただ、
当たり前の幸せが欲しかっただけなのに…。
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りく(プロフ) - 待ってました！！無理のない程度で、待ってます！ (2020年5月10日 23時) (
レス) id: b0351a6f95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 低評価って、、、ひどいですね、、急かしませんからのんびりまってます、大好きな作品です！文才尊敬！ (2020年4月19日 11時) (レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
伊藤有希(プロフ) - 無理はしないでゆっくりです。私も大好きな作品なので、いつになっても大丈夫です。 (2020年4月18日 22時) (レス) id: 1ab33c8649 (このIDを非表示/違反報告)
(∩'･ｪ･`)⊃ ━☆ﾟ.*･｡° - 低評価おしてるひとなんなん、、、やめてほしいですね。。続編のんびりまってますので、無理はなさらずに！文才大尊敬です、、 (2020年4月17日 11時) (レス) id: d9b566665e (このIDを非表示/違反報告)
しげぉか。(プロフ) - 文才が羨ましいです。つづき楽しみにしてます！ (2020年4月7日 11時) (レス) id: 5caace2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年3月18日 21時
