♯10 夢主side ページ13
やっと、待ちに待ったうらたさんとの放送。
約束の時間のスカイプをかける。
『もしもーし、うらたさーん』
「あ、もしもし」
時間が少しあったので、少し話をしていた。
『そういえば、今日○○公園辺りにいた?』
「いたけど、なんで知ってるの?」
『学校の帰り道にセンラさんとぶつかったんだよね』
「あ、ほわわちゃんだったのね。センラマンも女の子とぶつかって誰だろうって言ってたし。」
『そーなんだ』
「あそこ、通学路っていうことは俺んちとほわわちゃんちって近いのかな?」
『そーなのかな?』
「じゃあ、今度会おうか?」
うらたさんは笑ながら言ったから、冗談だろって思い、『いいよ』って笑いながら返したんだけど、
「じゃあ、またLINEで」
ってうらたさんは言った。あ、冗談じゃなかったの?
別に全然いいけど
「時間だし、始めるよー」
『はーい』
「どうも、みなさーん、聞こえてる?」
《おk》
《こんばんわー》
「うらたぬでーす!そしてー」
『ほわわです!』
《ほわわちゃーん!》
《ほわわぁぁぁぁぁ》
生放送が始まり、適当に雑談する。
「そういえば、ほわわちゃんに紹介したい三人がいるんだよね。」
『もしかして、某あほと、某ほくろと、某胸毛?』
「よくわかったね。」
《某www》
《くっそwww》
「そういえば、俺ほわわちゃんのこと全然知らない。」
『今度会うとき、わかるんじゃない?』
「まぁ、そうだね。あ、時間」
『おつたぬでしたー』
「おつたぬー」
《おつたぬでした!》
《おつたぬでしたー》
楽しかった。うらたさんと放送をして、率直な感想。
そして、またしたいなって思った。
「お疲れー」
『お疲れ!』
「楽しかった?」
『超楽しかったよ』
「じゃあ、今度はあいつらも呼ぶか」
『島坂船?』
「うん」
浦島坂田船四人と一緒に生放送ができるのか…
嬉いんだけど、どんどん有名になって、どんどんリスナーのみんなと離れていくきがして、なんだか悲しくなった。
一体、誰のために歌うのだろう___
この疑問が大きくなるばかりだった。
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作者名:soars | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/soars_uratsuku
作成日時:2016年8月3日 10時