. ページ18
A｢...っ｣
先輩後輩として、
そんなんじゃない『好き』だってことは
きっと 俺の雰囲気から読み取ってくれて
そんな野暮な質問も返しもしないヌナ。
どこまでも、好きだな。
｢好きだよ、ヌナ｣
ずっと俺を見てたヌナの瞳が、スっと下を向いた。
A｢....っ、｣
｢なんで泣きそうな顔すんの｣
A｢それはジョングガでしょ｣
ヌナは、俺の頬に触れて
A｢ありがとう、本当に｣
｢...っ、ヌナ｣
A｢こんな私を好きになってくれて｣
｢泣いてんのは...ヌナじゃん｣
俺もヌナの頬に手を伸ばす。
親指にヌナの暖かい涙が触れた。
A｢ヌナ、ヌナ、って慕ってくれて｣
A｢本当に、ありがとうジョングギ｣
親指にはどんどんヌナの涙が溜まる。
｢泣かないでよ｣
A｢ジョングガは優しいから
泣かないでしょ？泣けないでしょ？｣
A｢だから、私が2人分泣くの｣
ああ、この人は。
｢ばかじゃん、ヌナ｣
｢俺は、ヌナの涙顔だって好きだよ｣
つい出てしまった言葉に
Aヌナは困ったような表情で下を向く。
｢まだ聴けてないだよね｣
A｢...え？｣
｢テヒョニヒョンとヌナの｣
また下を向くヌナ。
｢後出しでダサいよね、俺
俺はたしかに、ヌナを好きだったけど
ヌナが誰のものにもならないならこのままの関係でいいやって思ってたし、そんな程度だったんだよ｣
A｢...うん｣
｢でも、テヒョニヒョンは違ったんだよね
ヌナが好きだって言ってるいちごミルク、
あれテヒョニヒョンでしょ？｣
A｢え...なんで｣
｢テヒョニヒョン家行くと
好きでもないいちごミルクが何個も置いてあってさ｣
最初は、怖って思ったけど
ジミニヒョンがテヒョニヒョンと
その話をしてるのを聞いてから
そういう事か、と納得した。
｢きっと、
渡そうとしたけど渡せなかった想いなんだろうなって｣
｢それに、ヌナも｣
A｢...ん？｣
｢ヒョンのこと好きでしょ？｣
｢好きだから分かるよ、そのくらい｣
A｢ジョングガ...｣
｢ふたりは本当にお似合いだよ、俺が保証する｣
A｢もう、なんの保証なの｣
｢だからさ、幸せになってね｣
A｢...っ｣
｢あーもう、また泣く｣
A｢ジョングガ、ありがとう｣
｢ヌナ、....大好きだったよ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Tomorrow(プロフ) - jiaさん» こちらこそ細かいところをすみませんでした！これからも応援しています！ (2020年10月29日 12時) (
レス) id: aeb26b76f7 (このIDを非表示/違反報告)
jia(プロフ) - Tomorrowさん» Tomorrowさんコメントありがとうございます！細かい指摘ありがとうございます！確認しました。全くのノーマークな部分でご指摘を頂き気づきました。削除させて頂きましのでご理解賜りますようお願い申し上げます。お話についてありがとうございます。嬉しいです！ (2020年10月27日 22時) (レス) id: d7f52f7922 (このIDを非表示/違反報告)
Tomorrow(プロフ) - すいません､Caratです。BTSさんは舞い落ちる花びらを歌っていないと思います。もしわざとならすみません。ページ45の部分です。お話とても良かったです！ (2020年10月21日 4時) (レス) id: aeb26b76f7 (このIDを非表示/違反報告)
jia(プロフ) - あさん» あさんご返信ありがとうございます。教えてくださりありがとうございます。ただそのような歌は今初めて知り、作中にも使っておりません。なにか似ている歌と勘違いをされているかも知れません；； (2020年6月2日 9時) (レス) id: 9d35c7af12 (このIDを非表示/違反報告)
jia(プロフ) - ななさん» ななさんコメントありがとうございます！甘々な、、、！かしこまりました！笑最後まで見てくださりありがとうございました；；！ (2020年6月2日 9時) (レス) id: 9d35c7af12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：jia
| 作成日時：2020年5月10日 23時
