金爆短編置き場

すきっぱがすき02 ページ8

仕事が終わり、今は帰る所。

「豊っ」
翔だ。
「な、に？」
無駄に緊張してしまう。
「豊最近おかしいよ。おかしい。おれの事全然
見てくれないし、素っ気ないし。」
「だから何だよ。」
「おれ、寂しい。」
は？寂しい？
翔のが変じゃねえか？
熱でもある？
「豊が冷たいと、おれ、寂しい。」
もう一度確かめる様に呟く翔。

「俺は、無理だ。平常心で翔と居るなんて、
できない。いつからこんなに好きに
なったんだかなぁ...」

「へ？へ？」

「好きだよ、翔が。だから寂しがる必要
ねえよ」
俺何言ってんだよ!
あーバカ。
こんな事言っても困らせるだけなのに。

「じゃあな、俺帰るわ。お疲れー」
逃げる様に楽屋を出た。





「って、待って!」
「翔...っ」
「さっきの好きって、どういう好き？」
「どういう、って...」
恋愛対象です、なんて言えるかバカ。
「おれは、豊に、抱き締めたりされたい！」

ああ、一緒だったんだ。

翔を抱き締め、前髪をかきあげて額にキス。
俺も翔も熱い。

「翔、好きだ」
「豊ぁ...好き」
幸せだ、と思う。

翔、大好き。









__咲さんへ__

続きかいてみました。
キリさんがぐいぐい来る感じに。
またぜひリクエストお願いします。

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