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「今日は、ありがとうね」
ほとんど減っていない白ワインを二人でちびちび飲みながら私がそう言うと、莉香ちゃんがぽつり、と話し始めた。
「私実は、まふまふさんのリアコなんです」
「え、うそ」
そんな話は聞いたこともなかった。申し訳なかったなあとだけ考える。
「今まで、まふまふさんと幸せになるのは私だって思ってました。というか今も思ってます、少しは。」
「でも」
「やっぱり推しには幸せになってほしいんです。その相手が自分じゃなかったとしても」
悲しそうな、憎ましそうな笑みを浮かべながらうっすらと目に涙を浮かべている。
その姿は、とても美しかった。
「だから、やめます。リアコ。
すぐにやめられるものじゃないですけど、やっぱり推しの幸せは私の幸せなんです。
ばかだなあって、思ってますよ。もちろん」
二人で小さく笑いあった。
ほんとうに、いい後輩を持ったなあ。
私だったら、絶対に諦められないや。
絶対に私にその思いが向けられることはなくても。死ぬまで諦められないかも。
「人ってさ、名前も顔も声も、何も知らなくてもすきになっちゃうんだろうね。
だから、所詮私も莉香ちゃんもばかなんだろうね。悲しいけど。」
電球の光が、少しゆれた。
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ゆっきー(プロフ) - いつでも大丈夫ですよ！更新された時はテンション爆上げになるのでそあさんの満足して作れた作品が見れるの楽しみです (2020年7月6日 15時) (
レス) id: 8bed0f5638 (このIDを非表示/違反報告)
そあ(プロフ) - コメントありがとうございます(;_;)私自身このお話の設定が大好きで納得できるまで書き直しているので更新は遅くなってしまうかもしれませんが、これならもよろしくお願いします！！ (2020年7月6日 15時) (レス) id: 51dad2d676 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年7月6日 13時) (レス) id: 8bed0f5638 (このIDを非表示/違反報告)
そあ(プロフ) - 神音（かぐね)さん» 返信遅くなってごめんなさい；；ありがとうございます！自分で納得いってないところもありますが、面白いと思っていただいてとても嬉しいです…！！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: 51dad2d676 (このIDを非表示/違反報告)
神音（かぐね) - え…？めちゃくちゃ楽しかったし面白かったんだけど…改めて面白かったです！！読んでる途中めちゃくちゃドキドキしてどうなるんだろう…って思いながら読んでました！！これからも楽しみです！！これからも更新と作品の投稿頑張って下さいね！！！！応援しています！！ (2020年6月10日 22時) (レス) id: 13de676a81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そあ | 作成日時：2020年5月25日 9時
