Honey (ページ6)

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放課後に生徒会の顔合わせがあるらしく、大人しく生徒会室に向かう。
ほんとなら今日はセ〇チャン見る予定だったのに～と悪態つきながらもなんとか到着。

「失礼します…」

『あっ、Aちゃん！
ちゃんと来てくれたんだね！』

ドアを開ければソファやらティーカップやら…ここって本当に生徒会室？って思うほど教室とか視聴覚室とかその辺の部屋とは違う扱いの部屋が目の中いっぱいに広がる。

勝利「あ、この子今朝聡と話してた子じゃん」

『紹介しまーす！
新しい生徒会メンバーのAちゃん！』

勝利「いや、俺の声聞こえてる？」

松島先輩に軽快なツッコミをいれてる…えっと、顔が国宝級で有名な佐藤先輩。
近くで見るとほんとに顔整ってるなぁ…。

勝利「俺の顔になんか付いてる？」

「へっ、あ、いや…」

どうやら見つめすぎたらしい…。
佐藤先輩の奥に座って漫画読んでる先輩が、会長だっけか。
入学式とかで挨拶してたから多分そうだよね。

健人「中島健人です。
Aちゃん、なんかあったら俺にすぐ相談ね？」

…とにかくラブホリだってことで有名だったような…。

「中島先輩、佐藤先輩、松島先輩これからよろしくお願いします。」

健人「よろしこ～」

勝利「でましたケンティー語。」

健人「え、何それ。」

『そう言えばマリちゃんは？』

マリちゃん？
女の子かな、よかった。
流石に男ばっかりは居心地が悪い。

マリ「遅れちゃった～」

『遅いよー！
今日は顔合わせでしょー？』

バタバタ廊下を走りながら勢いよくドアを開けて入ってきた男の子。
…ってマリくん？！

マリ「あっ！Aじゃん！」

「マリくんなんでこの学校にいるの？！」

マリくんは、私の近所のお兄ちゃん的な存在で、小さい頃はよく遊んでもらってた。
マリくんがまさか同じ学校だとは思わなかったなぁ…。

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