Honey 5 ページ5
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「ちょっと!アンタどういう事?!」
SHRが始まる直前に教室に入った私は前の席に座る和桜から質問攻め…。
終いには先生にまでうるさいって言われるほど松島先輩について聞かれた。
やっと波乱のSHRが終わったと思ったら廊下からキャーって歓声が聞こえきた。
誰かなんかしでかしたのかな?なんて悠長に考えてたら
『あの、Aちゃんってこのクラスにいる?』
松島先輩の一言にクラス中から視線が集まる。
視線の痛さにいても立ってもいれなくて和桜ぁ…ってしてもそこの所はほんと淡白で、好きにしなよ的な目で見てくるからほんとこの子嫌い。
いや、好きなんだけども。
『あっ、Aちゃんみーっけ』
「ど、どうされたんですか…」
『なんでそんなに硬いの?』
私の返答に笑う松島先輩は正直かっこよすぎて直視できないって思っちゃった。
『あのね、部活入って無かったら生徒会やらない?』
「…はい?」
どうやら生徒会の人数が1人足りなく、スキキライが激しい先輩がいるそうで、なかなか決まらないとのこと。
でもその先輩が松島先輩といる私を見たところこの子ならいいよと許可が降りたらしい…。
『内申稼ぎにもなるし、推薦も貰いやすいからお願い!』
「…私でよければ、生徒会やらせてください」
お願いされたら断れない性格な上に先輩に頼まれたらなおさら断れない。
松島先輩と出会って生徒会に入って…。
入学早々、色々ありすぎて着いてけないかも…。
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作者名:ミルクティー | 作成日時:2017年5月23日 3時