Honey (ページ3)

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Honey 3 ページ3

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「おはよっ！」

駅に着けば高校に入ってから出来た親友の和桜と一緒に登校する。
いつの間にか日課になっていた。

「Aってさ、彼氏いる？」

「え？いないけど。」

「まじ？アンタモテそうだからてっきり彼氏いるのかと…」

びっくりした顔で私を見つめる和桜はTHE・可愛いって女の子。
他校にイケメンの彼氏さんがいるらしい。

「なんか、恋する程今暇じゃないんだよね」

「またまたぁ、恋はするものじゃないからいつの間にってことあるよ？」

クスクス笑ってからかってくる和桜に軽く睨みを入れながら昇降口に向かい、いつものように靴箱でローファーからスリッパ？上履き？よく分かんない中履き用の靴に履き替える。
また今日も始まるなぁと考えていると昇降口の入口からキャーって甲高い声が聞こえた。

「何あれ、」

「2年の先輩で、佐藤先輩と松島先輩だよ」

いつの間にか隣にいた和桜が説明してくれる。
なるほど、イケメンって大変ね…ってことか。
さほど興味が無い私は和桜と階段に向かう。

「ほんとAってイケメンに興味無いよね」

「なんか軽そうじゃん。
そういう和桜はイケメン好きだよね」

「私？
私は風磨以外のイケメンに興味ございません」

相変わらず惚気やがって…なんて思ってれば直ぐに教室……の、はずが

「あの、朝宮Aさんですよね」

……誰？

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