俺はお前の、お前は俺の (ページ29)

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今日は会社で仕事。
私のオフィスは役員のように個室で設けられていて、たまに梵天メンバーが遊びに来てもここでゆっくり話すことが出来る。
この会社では社長と副社長以外は私が梵天No.2の恋人だと知る人どころか梵天と繋がっていることを知るはいないからほかの役員や社員からは反感を買っているのも事実。

『1人だと静かだなぁ。』
最近はアジトで仕事をすることばかりだったから、1人だと静かすぎて少し寂しくなる。

コンコン
ノックをして入ってくるのは梵天メンバーじゃない証拠(あいつらノックってものを知らない、鶴蝶くん以外)

『どうぞ』

？「失礼するよ。」

入ってきたのは私のことを気に入ってない役員。
たまに出社すればこうやって嫌味かってほどに仕事を押し付けてくる。

『どうされました？』

役「これ、今日中にやってもらえるかな？どうせまたいつ来るか分からないんだから…」

とデスクに置かれたのはとてもじゃないけど終わらなさそうな量の書類。

『今日中はちょっと…この後来客も控えていますし…』

役「ったく…何が理由で君みたいな平社員がこんな優遇されてるのか分からないが仕事はしてくれないとこっちもクビにせざるを得ないよ？うちには裏に大きな組織がついているから社会的地位を落とすことだって…ね？」

その裏にいる大きな組織のNo.2、私の恋人ですけどって言ってやりたいな〜…と思っているとノックを知らない彼らが部屋に入ってきた。

春コ「七瀬〜」

『ココくん！春も…早いね…』

コ「こいつが1分でも早く七瀬と話してぇってうるせぇから連れてきた。取り込み中？」

役「ひぇ…梵天様…！どうしてここに…」

コ「どうしてって俺らの会社見に来ちゃわりぃのかよ。」

春「てめぇこそ、俺の女に何の用だ？」

役「お…女？三途様の…？」

春「おお、そいつ俺の女。口説こうとしてたんならここでお前のことスクラップにしてやんぜ？」

役「いえ…！とんでもございません…！！申し訳ございませんでした…！」

そう言うとクソ役員は持ってきた大量の書類を持って足早に出ていった。

コ「あいつになんかされたか？」

『ううん。私のことよく思ってない役員がいつものごとく嫌がらせしてきただけだから、大丈夫だよ。』

春「俺の女に嫌がらせするとかいい度胸してんなぁ…あいつスクラップしていいか？」

コ「だめだ。それよりおめぇは七瀬と話せよ。俺はちょっくら社長室行ってくっから。」

ココくんが出ていき、部屋には春と2人。