俺はお前の、お前は俺の (ページ3)

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③ ページ3

何度も来た梵天のアジト。

春と手を繋いで中に入ればエレベーターで最上階へ。

蘭「おお〜七瀬♡来たの♡」

『蘭ちゃん！久しぶりだね〜』

蘭「ほぼ毎日メールしてるけどね〜」

春「あ？！毎日だ？！聞いてねえよ！七瀬！！！」

『ごめんごめん、蘭ちゃんが一方的に…』

そういうと蘭ちゃんの隣にいた竜胆が吹き出す。

竜「兄貴…ストーカーじゃん！！！」

笑い転げて兄をバカにする弟に蘭ちゃんは

蘭「竜胆？黙ろうな？？」と弟を睨みつける。

マ「七瀬、きたか。」

『マイキー！！久しぶり！！』

マ「おお。」

久しぶりに会えたマイキーに抱きつこうとすると
後ろから腕を引かれて気付いたら春の腕の中。

春「七瀬は俺にだけ抱きついてればいいんだよ」

『えぇ…マイキー…』

九「七瀬わりい。マイキーの時間が無くてな、話し始めてもいいか？」

どこから現れたか分からない(失礼)が、
ココと鶴蝶くんが現れて幹部が勢ぞろいしたところで
今日私を呼び出した本題が始まるらしい。

幹部全員と私がソファや椅子に各々座ったのを
チラッと確認したあと、マイキーは口を開いた。

マ「七瀬、三途にとある仕事を頼みたい。」

『仕事頼んでるのなんていつもじゃない？』

マ「まぁそうなんだけど…今回は女が絡む。」

九「簡単に言ったら三途のことを気に入っている女に
恋人のように装った後に始末するという感じだ。」

ん？恋人に装う？？
ナンダソレ？？？