日常 ページ20
朝、起きると目の前には春が寝ている。
ピンクの髪の毛はさらさらで、無造作になっている。
春って寝顔もほんと綺麗だな…。
身体を反転させて腕枕してくれている右手の薬指を見れば、付いているのはお揃いのリング。
春と同じリングがついているだけで朝から幸せを感じる私は相当春に依存しているみたい。
モゾモゾとしているとお腹に回っていた手でぐっと後ろに引き寄せられた。
春「ん…」
『はる…おはよ…』
春「はよ…モゾモゾ動いてどしたぁ…」
『んーん…なんでもないよ。』
春「七瀬…こっち向けよ。」
くるっと反転すれば目の前には春の顔(ドアップ)
昨日の行為の激しさに思わず顔が赤くなっていくのを感じ、春の胸に顔を埋める。
春「朝から誘ってんのか…？」
『ちがう…！』
春「恥ずかしくなっちまったのかぁ〜？」
『うるさいな…』
春「昨日の七瀬、一段と可愛かったもんなぁ…」
『言わないで…』
春「身体、しんどくねぇか？」
『ん…腰は痛い…』
春「わりぃ、激しくしすぎた。」
『んーん…幸せだったからいい。』
身体を重ねることは少ないわけじゃない。むしろ多い。
腰が痛くない状態で朝を迎えるのなんて週2くらいだし、大抵1回で終わることないし。
行為中、春は「好き」とか「愛してる」って愛を沢山くれるし、激しいけど愛を感じられるし春との行為は幸せで好き。
春「…お前気付いてんのか…？」
『へ？』
春「今、俺もお前も素っ裸なんだわ…」
そういうと私の腰に回してあった手を胸にスライドさせて、１回揉んできた。
『んもぅ！！！！変態！！！！起きるよ！！！！』
私は春の胸をパシッと叩いて床に散らばっていた春のTシャツを勝手に着てリビングに向かった。
春「七瀬、それ俺の………くそかわいい…」
キッチンに立って朝ごはんを用意しながらコーヒーを入れようとしていると後ろから春がリビングに来て、抱きついてきた。
『朝ごはん作るから春も用意しなよ？』
春「ん、わかってっけど…七瀬。」
そういうと春は私の顎を掴んで後ろに向かせてちゅっと触れるだけのキスをしてきた。
『ん…』
春「おはようのキス♡用意すっかぁ〜」
とあくびをしながら春は洗面所へ向かった。
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作者名：まちゅ | 作成日時：2022年9月9日 22時
