俺はお前の、お前は俺の (ページ2)

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七瀬side

珍しく会社へ出社しての仕事中、彼氏の春千代から連絡が来て帰りに迎えに行くと。

マイキーから話があるから、と。

『なんだろなぁ…』

ぼーっと考えているとあっという間に定時。
デスクを片付けて荷物を持って会社を出ると目の前に黒い高級車が止まっていた。

見覚えのあるそのナンバーに近寄ればドアを開けてくれる愛しい人。

『はるっ』

春「よぉ、今日も仕事がんばったかぁ？」

ニヤニヤしながら私の頭をガシガシと撫でる
この人こそ私の大好きな彼氏・三途春千夜。

『もちろん！』

そう言えば、撫でていた手を後頭部に回して
私のことを引き寄せて軽いキスをしてくれる。

私がシートベルトをしたのを確認すると
ゆっくりと車を発進させる。

その間もハンドルを握っていない手は
私と手を繋いでいてくれている。
見た目はピンク髪でいかついし、反社の人間だけど
私にとっては愛おしい愛おしい大切な人。

『マイキーの話ってなんなの？？』

春「ちょっとな…まぁ色々と…」

『春がうざいとか？』

春「おまっ…誰から連絡くんだよ？」

『蘭ちゃんがよく連絡してくる。』

春「あの野郎…」

『あんまりみんなに迷惑かけちゃだめだよ？』

春「わぁってるよ。」

2人で色んなことを話しながら会社から20分くらいしたらアジトに着いた。