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そして時はすぎ、高校卒業を迎えた。
進学しようか迷ったし、金銭面的にも働こうかなとか思っていた。
そんな時に救ってくれたのは祖父と両親だった。
祖父はそんな迷ってた俺に
「迷うくらいなら進学してもっと迷って答えを見つけてこい」
って言ってくれた。
そして、それと同時に渡された通帳
そこには
"辰哉の将来資金"と題して
俺の学費が4年間分払えるような額が入ってた。
「お前の両親も粋なことするな〜」
「...じいちゃんの息子だろっ」
「おう...そうだなっ...」
そう、親が俺にくれた最後のプレゼントだった。
俺の家族を誇りに思った。
そんな家族の後押しで、俺は大学に入学した。
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大学生になって、俺はそれなりの生活を過ごしていた。
友達もでき、サークルに行ってバイトに行って遊んでの繰り返し。
どれにも精一杯取り組めたのはいろんな人のおかげ
そんな感じで、大学生活をスタートさせたのだった。
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入学して半年がすぎ、後期日程が始まった頃
前期で仲良くなった仲間が誰もいない授業を取っていた時のこと
俺は一人で端の方に座ろうとする。
すると、端で一人で座ってる男の人を見つける。
普通だったら俺から喋りかけることなんてないんだけど、何故か彼に惹かれた。
雰囲気...佇まいに惹かれたんだと思う...多分
気がついたら彼に声をかけてた
「あの...すみません」
?「はい?」
「誰かお友達待たれてる感じですか??」
?「いや...一人で受けよっかな...って」
「もし良ければ隣いいですか?俺も一人で...」
?「...どうぞ」
許可を取って隣に座った。
「俺、経済学部1年の深澤辰哉って言います!」
宮「俺も...経済学部1年、宮舘涼太です。」
これが涼太との出会いだった。
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ぴぃ - 突然すみません。「Schneehaus」という作品が病系のお話の様ですが、こちらとシェアハウスの設定が似ている気がしました。おそらく主様の方が先にこのお話を考えられたのかなと思い報告させていただきました。 (2021年10月19日 5時) (レス) id: 0d74d06c31 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしています! (2021年2月7日 18時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 葵さん» リクエストありがとうございます!移行先で書かせていただきます!今後もよろしくお願いします!! (2021年2月7日 18時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 初めまして。いきなり失礼します。リクエストなんですがdtがfkに初めて弱みを見せたお話をみたいです! (2021年2月7日 12時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 綾子さん» こちらこそリクエストありがとうございました!今後もよろしくお願いします!! (2021年1月31日 17時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ra. | 作成日時:2021年1月17日 2時