"SnowHouse"へようこそ！

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そして週末


例の祖父の別荘があるところの最寄り駅で涼太を待つ｡



宮「お待たせ｡待った？」


「ううん､大丈夫｡」


宮「あとごめん､勝手に俺の幼馴染連れてきたんだけど...」



そう言うと､涼太の後ろから涼太と同じ背丈くらいの男性がひょこっと身を出してきた｡



渡「初めまして...渡辺翔太です...」



少し細くて弱々しい印象を抱いたが､髪の毛バッチバチに染めてるし､ピアスも開いている｡

かなりのヤンチャとみた｡



宮「俺が住むことになったら翔太も多分着いてくる｡」

「なるほどね､人数が多い方がウェルカムだから｡」

宮「翔太､こちらは深澤辰哉｡俺の大学の同級生｡」

「深澤です｡ふっかって呼ばれることが多いかな〜？同い歳だよね？気とか使わなくていいからよろしくね！」



渡「...ふっか」

「そう､ふっか」

渡「...よろしく」



話してみて分かったのは､かなりの人見知りだってこと｡

でも面白い奴だなってことはすぐ分かった｡



宮「おお､久々に初めての人とちゃんと話せてるかも」


「お前も大変な幼馴染持ったな(笑)」


渡「りょうたは､お世話焼きすぎ」

宮「なっ...これでも俺は心配してやってるんだけど」


「はいはい､幼馴染喧嘩は後でやってもらって...バスの時間もあるから行くよ」




そう言って俺らはバスに乗りこんで別荘に向かった｡



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