平凡な俺の日常その7 ページ8
『失礼します…』
鉄製の大きくて重い扉を開ければ、中ではストレッチが行われてる
体育館の時みたいに違う競技が行われてるわけじゃなくて、ちゃんとバレー用のネットが綺麗に張ってある
なんか、感動…っ!
「おう、1年坊主!入部早々遅刻かコラッ!舐めてんのかコラッ!」
『ぁ、えっと…』
どこから現れたのか、すごい怖い顔して俺を威嚇してる坊主の先輩が迫ってきた
シンプルに怖い…!!
「田中その顔やめろ!1年生ビビっちゃうだろ〜!」
「俺、3年の菅原孝支ね!よろしく」
『ぁ、1年4組の北川第一中出身、水鶏Aです』
『ポジションはリベロです』
『よろしくお願いします!!』
自己紹介のついでに、絡まれた俺を助けてくれた優しい先輩に大きい声で挨拶すると
「また北川第一!」
「今年の1年レベルたけー…」
「水鶏Aくん…入部届まだ出してないよね?」
北川第一っていう単語にザワついた後、奥から主将らしき大きな人が出てきた
『はい、その…すいません!!』
「あははっ、怒ってないからそんなに謝らないで」
背はそんなに高くないはずなのに、なにか威圧感を感じるほど大きな身体に少しビビる
そんな俺の心を察するかのような優しそうな笑顔を見せた主将(仮)
「烏野高校排球部主将の澤村大地!よろしくな」
澤村「さっき威嚇してたこの坊主は2年の田中」
菅原「こんな見た目と顔だけど、意外と頼れるから」
田中「見た目と顔ってほぼ一緒じゃないっすか!!」
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作者名:ふか | 作成日時:2024年3月28日 0時