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平凡な俺の日常その6 ページ7

「入れてください!俺達協力しますから!」





「練習参加させてください!!」





『えーっと…』





これどういう状況?





クラスを勢いよく出た後、トイレで練習着に着替え意を決して体育館の中に入ったものの





体育館ではバレーじゃなくてバスケが行われてて





何事かと思えば"バレーは第2体育館でやってるよ"って言われ、慌てて第2体育館に向かったところ





オレンジ髪の背の小さい子と、飛雄が第2体育館から締め出されてる





…のか分かんないけど、外から中へ大きな声でなにか言ってる





え、いや、どういう状況?





影山「…A」





ずいぶん遅かったな、俺はもう入部届出したぜ





そう言いたげな悪い顔をこちらに向けたかと思うと





影山「ぁ、お前から中に入れてもらえるようにキャプテンに言ってくんないか!?」





なんてすっごい勢いで近づいてきた





いや、まずこの状況飲み込めてないから、俺





『んー、取り敢えず入部届出してくるから』





『話はまた後でね』





わかった、って渋々了承した飛雄を置いて体育館に入ろうとすると





「あっ!!北川第一の!すごいリベロの!!!!」





ぴょんぴょん跳ねながら、元気な声で俺を指さしてるオレンジ髪の子





だけど





『あー、ども…』





『どっかで、会いましたっけ』





俺の脳内では覚えのない顔





こんなオレンジ髪見たら一生忘れない気がするんだけどなぁ…





「え、覚えてない!?」





『なんか、ごめん…』





大きい瞳を見開いて悲しそうな顔をしてるオレンジ髪の子に少し罪悪感





ごめんね、覚えてないものは覚えてないんだ





影山「…あれだよ、雪ヶ丘中のめっちゃ飛ぶやつ」





お前覚えてねぇのかよって呆れ気味な声色の飛雄から言われて





雪ヶ丘のめっちゃ飛ぶやつ





を頭の中で必死に探してみる





『雪ヶ丘…?』





『めっちゃ飛ぶ…?』



















______


「負けたくないことに理由っている?」

______






…あ、いたかも

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作者名:ふか | 作成日時:2024年3月28日 0時

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