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平凡な俺の日常その4 ページ5

いつもならうたた寝してる入学式だけど、今回はちゃんと姿勢を正して寝ないように頬をひっぱたく





そりゃ勿論近くに先生がいるっていうのも理由の一つだけど





それ以外に一つ、ちゃんとしてなきゃいけない理由があるからね





「新入生代表、1年4組水鶏A」






『はい』



















.










新入生代表の言葉は、噛むことなく無事に終わり






その後の数十分は眠気と戦いながら何とか終了まで起きることができた






その後クラスに戻り席につくも、することがなさすぎて暇





中学の入学式と違って全員知らない人だし、飛雄とはクラス離れたし、仲良くなれそうな人なんていなさそう






そう思い、近くの窓から大きな体育館を頬杖つきながら眺めてたら





「…、…ー!!」






「…うるさい山口」






左隣の空いた席に、スラッとした長身のメガネ男子が座った





『身長大きなぁ…』





身長も勿論だけど、手も足も腕も何もかもが全部大きくて長い





すごい、俺もこんな身長あったらスパイクとか打てちゃうのかな、?






『…』





それに、すごい綺麗な横顔






完全に見とれてた俺の視線に気づいたメガネくんは「…ナニ」って怖い顔してる






『あ、えっと、』





「用があるなら言ってくんない?」





「ジロジロ見られると気分悪いんだけど」





『ご、ごめん…あの、俺水鶏A!』





『隣の席だから、よろしく…』





眉間にシワを寄せて、鬱陶しそうな顔をしてるメガネくんに慌てて自己紹介をする





あー、終わった





第一印象最悪じゃん、絶対仲良くなれない





恥ずかし…





と、熱のこもった顔を誤魔化すように下を向いて膝の上にある手を見てたら





「…月島蛍」





少し間を開けたあと名前を言ってくれた





『っ、よろしく!』





月島「…うるさい」





『ぁ、ごめん…笑』





なんだ、意外といい人そう





『月島ね、よろしく』





月島「…」

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作者名:ふか | 作成日時:2024年3月28日 0時

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