信じて… (ページ9)

今日:31 hit、昨日:19 hit、合計:46,928 hit

赤side ページ9

赤「え！？ケーサツ!?」

緑「...警察？」

黒「ダテさん？」

仕事の都合で昨日グループでのレッスンに参加出来なかった俺は、同じくレッスン不参加だった阿部と目黒とスタジオを借りてダンスの自主練をしていた。

振りも入ったし、そろそろ帰ろうかと荷物をまとめてた時、震えたケータイが報せたのは翔太からの着信。翔太と電話なんて滅多にしないから、その時点でなんか変だな、とは思ったんだけど…

青『...うん。今から、ふっかん家来れる？』

赤「いや、、ごめん、それさ、マジな話…だよね？」

青『...何言ってんのって思うよな…けど、それは俺もだから』

赤「...分かった。目黒と阿部も一緒に行くよ、じゃあ、後で」

青『うん、気をつけてな』

内容が内容すぎて、つい大声を出してしまったことで阿部も目黒も俺のことめっちゃ見てて。

緑「ねぇ、警察ってなに？それに俺とめめもって誰からの電話？」

赤「…翔太から。ふっかん家に来て欲しいって...」

緑「え？今から？」

黒「しかもしょっぴーの家じゃなくてふっかさんの家っすか？」

赤「いや、、それがさ...」

不思議そうに俺を見つめる2人に

果たしてどう伝えたらいいのか正解が分からなくて、

これは翔太のイタズラなんじゃないかって

まだそんな期待も抱きながら

赤「佐久間が、警察に捕まったって...」

柄にもなく震える声で

そう伝えるのが精一杯だった。