す の じ ょ

▽ 挨拶 ページ9

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改めて全員が集められて挨拶する日。
事前にお会いした時から優しい方達なのは知ってたんだけど、やっぱり緊張する。



＿＿拒否されたらどうしよう



そんな不安が駆け巡る。





『 おはようございます… 』



まだ誰もいないレッスン室兼会議室。
早く起きすぎて早く着きすぎた。



Bluetoothイヤホンと繋いで音楽をかける。軽いストレッチが終わる頃には曲は2曲終わっていた。


シャッフルされてかかった曲は Can do!Can go!




静かなレッスン室にキュッキュッと音が響く。ダンスを踊ってる時と歌を歌ってる時は何も考えなくていいから好きだ。勿論、それだけの理由じゃないけど。








それからどのくらい踊ったかな、鏡越しに入ってくる4人が見えた。深澤さん、渡辺さん、宮舘さん、阿部さん。




『 あっ…お、おはようございます 』



緊張が伝わったのか深澤さんも “ お、おはようございます… ” 辿々しく返してくれた。



阿部 ｢ 2人とも緊張し過ぎじゃない？普通でいいよ ｣



『 …あ、ありがとうございます 』



渡辺 ｢ っていうか何回か会ってるじゃん ｣



宮舘 ｢ まあ、緊張するよね、分かるよ大丈夫 ｣




東の舘様、西の末様。全然違うよ、末は笑うもん、舘様とは違うわ…

とか意味が分からない思考が通り過ぎる




深澤 ｢ にしても、Aちゃん、早いね ｣



『 あ、え、そうですね、ちょっと踊りたくて…皆さんも早いですね 』



阿部 ｢ 楽しみでみんな早起きしたんだよ ｣





そう、まだ集合時間の1時間半前。十分の早さ。
優しく笑う阿部さんに “ やっぱり？！ ” って言う渡辺さん、“ 翔太うるさ ”ってつっこむ深澤さんに3人を微笑ましく見てる宮舘さん。優しくていい人なのは分かってるんだけど、やっぱり6人の空気、というか。自分が入ることで崩れてしまうものもあると思うと何とも言えない気持ちになる。やっていけるのだろうか。考えない様にしていた不安がムクムクと出てきてスポーツ飲料を煽った。





渡辺 ｢ あ、まだ踊んの？ ｣



『 そのつもりやったんですけどお邪魔ですか…？ 』



深澤 ｢ いや！全然邪魔じゃないよ、踊って踊って ｣



渡辺 ｢ 俺もちょっと動かそうかな ｣



宮舘 ｢ いいんじゃない？ ｣




おぉ、これが俗に言うゆり組ですか。(ちゃんと調べて来た)







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