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大「ごめんね。なんか、割り込むような真似しちゃって...」



「いや!全然大丈夫です!」



大「浴衣、似合ってるね。」



「ありがとうございますっ」









岩崎先輩と2人。


お互い、いつも見てる姿とは違うから、なんとなく緊張。


浴衣似合ってるねって言葉で、さっきの浮所くんが脳裏をよぎる。
















って!また!


なんで浮所くんが出てくるの...


ペチペチッと頬を叩く。









大「大丈夫?」



「あ、はい...なんでもないです。」



大「花火、行こっか。」









はぐれちゃうかもだから。


そう言って自然と手を取られる。


そういうところ、やっぱり先輩だし、慣れてるのかな、なんて。









大「この間のことなんだけどね...」



大「俺、Aちゃんのことを好きな気持ちに嘘はないし、」



大「本気で守ってあげたいって思ってる。」









花火が打ち上がる川の向こう岸に腰掛けて、


岩崎先輩が真剣な顔つきで話す。









大「だから、Aちゃんも、俺の事をちゃんと好きになってから、付き合いたい。」



「.....岩崎先輩.....」



大「なんて、ホントは今すぐにでも付き合いたいって思ってるんだけどね!笑」









ハハハッて軽快に笑ってるけど、


その表情は少しだけ悲しそう。


私、中途半端な気持ちで岩崎先輩と向き合ってちゃダメだ。


















もっとちゃんと、


自分の気持ちに、素直にならなきゃ。





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作者名:テディベア | 作成日時:2019年4月9日 20時

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