♪ ページ30
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大「ごめんね。なんか、割り込むような真似しちゃって...」
「いや!全然大丈夫です!」
大「浴衣、似合ってるね。」
「ありがとうございますっ」
岩崎先輩と2人。
お互い、いつも見てる姿とは違うから、なんとなく緊張。
浴衣似合ってるねって言葉で、さっきの浮所くんが脳裏をよぎる。
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って!また!
なんで浮所くんが出てくるの...
ペチペチッと頬を叩く。
大「大丈夫?」
「あ、はい...なんでもないです。」
大「花火、行こっか。」
はぐれちゃうかもだから。
そう言って自然と手を取られる。
そういうところ、やっぱり先輩だし、慣れてるのかな、なんて。
大「この間のことなんだけどね...」
大「俺、Aちゃんのことを好きな気持ちに嘘はないし、」
大「本気で守ってあげたいって思ってる。」
花火が打ち上がる川の向こう岸に腰掛けて、
岩崎先輩が真剣な顔つきで話す。
大「だから、Aちゃんも、俺の事をちゃんと好きになってから、付き合いたい。」
「.....岩崎先輩.....」
大「なんて、ホントは今すぐにでも付き合いたいって思ってるんだけどね!笑」
ハハハッて軽快に笑ってるけど、
その表情は少しだけ悲しそう。
私、中途半端な気持ちで岩崎先輩と向き合ってちゃダメだ。
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もっとちゃんと、
自分の気持ちに、素直にならなきゃ。
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作者名:テディベア | 作成日時:2019年4月9日 20時