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♪ ページ28
・
雄「うっわー、おしっ！」
里「もうちょいだったんだけどねー。」
雄「自信あったんだけどなぁ。」
金魚を、あと少しのところで取り逃した那須くん。
里奈子は、その隣で楽しそうに笑う。
私もやってみようかなって思ってお財布に手を伸ばすと、
飛「2人分、お願いします。」
「え？」
私の横からすっと出てきて、2人分のポイをもらう浮所くん。
それから、私の方を向いて、ポイを差し出した。
飛「俺らもやろ？」
「うん！」
おっしゃっ、って気合いを入れて座り込む浮所くん。
さりげなく私の分までお金を払ってくれたところとか、
金魚を追いかけてる後ろ姿が、どことなくカッコイイな、って思ってしまう。
思えば私、入学式の翌日に浮所くんを見かけてから、目が自然と浮所くんを追いかけてた。
それは、ただカッコイイからついっていうようなそんな軽いものじゃなくて...
・
胸の奥が熱くなるような、
そんな感じ...
浮所くんのことが、もっと知りたい。
・
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作者名：テディベア
| 作成日時：2019年4月9日 20時
