ぬら孫『奴良組と共に』～一章～ (ページ9)

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第六幕　ガゴゼ2 ページ9

カァカァ

カ「まったくリクオ様。帰りが遅くなって心配して来てみたからいいようなものの」

カ「あの距離を歩いて帰ろうなどと…これからは嫌がられても絶対お供をつけますからね！」

リ「………」

リクオは今、バッサバッサと鴉天狗にぶら下がれて帰っている。

リ「なぁカラス天狗、ボクって…人間なのかなぁ…？」

リクオがそう聞くと鴉天狗はえ？と答えた。

カ「そりゃまぁ、お母様もおバア様も人間ですから…」

リ「だよね！」

カ「でも総代将の血も…当然…四分の一は入っております」

鴉天狗のその答えを聞くと

リ「よ…四分の一も…？」

と少しガッカリしたように言った。

カ「そうです。ですから…もっと堂々としていればよいのです」

リ「………………」

in本家
本家へ戻るとざわついていた。

貴「あ…リクオ様、か…帰ってこられた！！」

青「若！！御無事で」

カ「？どーしたのじゃ皆の衆」

鴉天狗が聞くと氷麗がリクオに駆け寄りながら

氷「だって…だって…」

そのあとに、リクオはテレビに気付いた。

『中継です！！浮世絵町にあるトンネル付近で起きた崩落事故で路線バスが“生き埋め”に…』
『中には浮世絵小の児童が多数乗っていたと見られ…』

リ「！？え…？なんで！？バスが」

ぬ「おおリクオ帰ったか…お前悪運強いのー」

とぬらりひょんは呑気に言っている。