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｢…馬鹿にしてるんですか。｣
｢いやいや、まさかそんな訳ないやろ！｣
｢じゃあ新手のナンパですか。｣
｢ちゃうわ！そやなぁ…じゃあ、俺の事はサンタさんやと思ったらええわ。丁度赤の服着とるし。サンタの重岡くん…うん、ええやん。｣
｢何も良くないですけど…私帰りますよ…？｣
酔っ払いか何かに絡まれたと内心面倒に思いながらもそのまま荷物を抱えて歩こうとする。
今日は傷心モードだし、変な人に絡まれずゆっくりしたいのに。
連続してこうなるなんて運が悪いなぁ。
｢ちょ、ちょ！待ってや！別に俺変な人やないから…！強いて言うなら独り身のさみしーい、お兄さんってとこやで？｣
｢それは災難でしたね。さようなら。｣
｢つめた！今日の寒さよりずっと凍える言葉やわぁ！も〜ええから行くで！｣
不意に手を取られ、私が進む足とは逆方向へ。
その手は末端冷え性な私よりも凄く冷たかった。
その手を振り切る事も出来ず、進むにつれ増える光の数に思わず見とれる。
その場へと到着すると大きなクリスマスツリーに照らされた光の粒子達がきらきらと光って、幻想的に見える。
｢…綺麗やなぁ。｣
｢手、めちゃくちゃ冷たいですけど…もしかしてずっと外出歩いてました？｣
｢今そこ突っ込むとこやないやろ！｣
｢やっぱナンパ待ち…？｣
｢だーかーらー！ちゃうって！誰かサンタ必要としてる子おらんかな〜って。｣
｢男の人でも？｣
｢あ、当たり前やん！｣
｢目が泳いでますけど……｣
少しでも心配した私が馬鹿だった。
口では男の人でもサンタが必要であれば向かうと言ってる彼。
でも目が凄く泳いでる。
絶対嘘だな、これ。
目を逸らされ、無理矢理イルミネーションの方を向かされる。
確かにこの人が言うようにイルミネーションはやたらと綺麗で、本来なら隣の人も変な男の人じゃなくて、大好きな彼氏だったのに。
それを考えるとさっきの事を思い出して余計に涙が出てきてしまった。
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水澪(プロフ) - ミサモさん» お褒めの言葉嬉しいです！重岡くんやっぱり男前ですよね…そういう風に読んで頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます〇 (2020年1月1日 12時) (
レス) id: b0ff53cc5b (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - もう最高過ぎます！これから頑張ってください!!!!!!もうしげ、男前すぎやって(泣) (2019年12月31日 6時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
水澪(プロフ) - Win-Winさん» 初めまして！好きになって頂けて凄く嬉しいです…！重岡くん格好いいですよね(*´艸`) これからも頑張りますね！ (2019年12月30日 16時) (レス) id: b0ff53cc5b (このIDを非表示/違反報告)
Win-Win - あ〜さらに重岡くん好きになっちゃたよ〜\(//∇//)\ (2019年12月30日 10時) (レス) id: e053c09d8e (このIDを非表示/違反報告)
水澪(プロフ) - ぱらぱらぱさん» こんにちは、初めまして！面白いと言って頂けて凄く嬉しいです…！早くお届け出来るよう頑張りますね◎ (2019年12月29日 15時) (レス) id: b0ff53cc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水澪 | 作成日時：2019年12月25日 23時
