照れ屋な女の子と角名くん。

感情。 ページ26

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その意味は私にも分かる

私だってそこまで鈍感じゃないし、それなりに恋愛はしてきてる




…角名くんって、私のこと好きなのかな




｢そ、うですか｣



悩んだ挙句こんな言葉しか返せず気まずくなってしまった


ああ、こんな事なら自分が鈍感だったらよかったのに…



｢だから、嫌いになったとかじゃないよ｣

｢よかった、です｣



嫌われたわけじゃないことを知り素直に安心する





｢…？｣


角名くんが一向に立ち上がらないので疑問に思っていると


｢星野さんは？｣

｢ん？｣

｢俺のこと嫌い？｣


上目遣いで私が聞いたのと同じことを聞かれ、思わず可愛いと思ってしまった

何思ってんだ私…！



｢すき、だよ？｣

｢………｣



素直にそう言うと腕に顔を埋めてしまった角名くん


え、なになになになになんで？！！？




｢す、すなくん？｣

｢はー…｣



先程の私みたいに大きな溜息をつくので怒っているのかと少しビクビクする


あれ、でも、ちょっと耳赤い…？




｢すなくん、怒ってます…？｣

｢…いや、怒ってはない、けど、｣



｢…ごめん、部活戻る｣

｢あ、うん…頑張ってね｣



結局最後は目も合わせてくれなかった

けど、怒ってないって言ってたし大丈夫だよね…？








あー、角名くんってわかんない…









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