- 40 - ページ43
阿部 side
父「 ありがとうございます 」
全ての映像を再生した後親御さんはこれでもかってくらい眉を下げ
父「 うちの馬鹿な娘が本当に申し訳ありませんでした ！！ 」
と土下座するような勢いで謝罪をしてきたのでAが慌てて止めた
『 娘とはいえお父さんがそこまで謝る必要は無いですよ 』
そう宥めるAは高校生とは思えないくらい落ち着いていて
成長したなあ 、としみじみ思う
父「 いえ 、娘がこんな事をするように育ててしまった親の責任です 」
とは言いつつその娘さん成人してるから責任取らなきゃいけないのは娘さんなんだけどな
なんて考えは口に出さない事にして
父「 娘に対してはそれ相応の対処を取らせて頂きます 」
この度は本当に申し訳ありませんでした
とまた深々と頭を下げる親御さんにAは困ったように笑った
『 そんなに頭を下げなくても大丈夫ですよ 』
宥めるAに対し俺と滝沢くんは物事が一段落付いたことに安心して頷き合った
これでAの身体に傷がつくことは無い
震える手を押さえ込んでまで我慢する必要も無い
滝「 それでは 、奈々さんは退所という方向でいいですか ？ 」
父「 はい 、お手数お掛け致しますが宜しくお願いします 」
滝「 分かりました 、手続きが色々とあるのでお父様は残って頂いて 、2人は兄ちゃんたち連れて温泉でも行ってこい 」
なぜ温泉なんて疑問は取り払って滝沢くんが差し出した割引券を受け取る
多分この割引券を消費する為に押し付けられたななんて思いながらPCを片付ける
阿「 それじゃあ 、僕達はこれで失礼します 」
資料諸々が入ったリュックを背負い
安心したのかどこか上の空なAの手を引き退出する
結局親御さんは俺たちが部屋を出るまで頭を下げていた
『 終わった 、… ？ 』
阿「 … うん 、終わったよ 」
そう言ってAの頭を撫でると緊張が解けたのか座り込んでしまった
阿「 ちょっと休もっか 」
リュックを前に移動し立ち上がれそうにないAを背負い数十ｍ先の休憩所を目指す
Aを座らせ飲み物を渡し隣に腰を下ろす
照
終わった迎えに来て
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 727人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
累(プロフ) - コメントを残してくれた皆さんありがとうございます 。次回作今案を絞り出してますのでもう暫くお待ちください 。 (2020年11月2日 16時) (
レス) id: bf5bfc2ec2 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 完結お疲れさまでした！とても面白かったです。次回作も楽しみにしてますね！素敵なお話ありがとうございました (2020年10月27日 16時) (レス) id: 62fa1dbc50 (このIDを非表示/違反報告)
すのすの - さいこーです！ (2020年10月25日 21時) (レス) id: 8851b2aad5 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - え、え、え！？鶴原ちゃん！？続きが気になりますっ…！ (2020年10月9日 20時) (レス) id: aef40a82b9 (このIDを非表示/違反報告)
檜元 - まさかすぎです!!続きが気になる！！！！！！ (2020年10月7日 0時) (レス) id: ba321bf77c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：累 | 作成日時：2020年4月17日 1時
