✿ ページ39
お風呂をいただき、リビングの扉を開く。
結構なボリュームで流れているテレビ、テーブルの上の空き缶、ソファで横になる深澤さんが目に入った。
ため息混じりに声をかけると、彼のトロンとした目が私を捉える。
白い肌が紅潮して、ただならぬ色気を醸し出している。
その色気を打ち消すかのように、ふにゃんという効果音が似合う笑みを浮かべながら
「かぁいいねぇ」なんて言うもんだから恥ずかしくなった私は洗面所へ逃げた。
髪を乾かして再び戻ると、寝息を立てている彼。
『深澤さん?』
控えめに呼ぶが応答なし。
え、この人このままここに寝るの?
まだ彼を完全に信用しきれていない私。
今度は強めに揺すりながら起こしにかかる。
『深澤さんっ!起きてください!』
何度かそうしているうちにうっすらと目が開いた。
深「んんー?なぁに。」
『私お風呂上がりましたし、もう大丈夫です。』
深「無理だあ。眠い。」
そういうと私に背を向け丸くなってしまった。
253人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
y?(プロフ) - 早く続きが見たいです!中々ない物語性で気になって気になってしょうがありませんっ! (2022年8月7日 2時) (レス) @page31 id: a8178521aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ち。 | 作成日時:2022年8月2日 20時