俺の姉は最年長の彼女 (ページ14)

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嫉妬ページ14

《あ、これAちゃん？》

〈せやで！当たり！顔パンパンちゃう？笑〉

《今は痩せすぎだから。でも、こん時でも
かぁいいね。しかもセーラ服じゃん》

『絶対ふっかさん食いつくと思たわ。笑』

〈予想が当たったな。笑〉

配信番組でホワイトデーと告白のシーンを

テーマに収録してたからAちゃんの

学生時代見たくてアルバムをみせてもらった。

まあ、学生時代俺もちょーモテたんだけど。わら

《俺ね？幼稚園の時とか帽子とってくれる子
とかお世話してくれる子が何人かいたのよ。
そっから小中高とまあモテたよね。わら》

『深澤派があったんやもんな！笑
A姉も中々のモテようやったけどな。笑』

〈それを言うならこーじもやん。笑
ほんま可愛かったもん！今も可愛いけど！〉

《………Aちゃんもそんなにモテたの？》

〈うちは思ってないんやけど周りに言われる。告白とかされたりしてないのにやで？笑〉

『やって、それは腐れ縁の番犬がいたからやん！笑』

〈ゆうきのこと？あれは番犬なんかにならんわ！笑〉

『いや、ゆうきくんがひたすら邪魔してたやん！めっちゃA姉の事好きやったやんちゃうの？笑』

〈ないない！笑〉

なんか、さっきから出てくる「ゆうき」って

誰なのかすっげぇ気になる…

《ゆうきくんって人、どれ？》

〈ん？ゆうきは……〉

Aちゃんが指したのはすげぇイケメン。

そりゃ、番犬になるわ。わら

〈あ、同窓会の時とか会ったんやった！笑〉

『そうやん！担がれて帰ってきたやん。笑』

《それいつの話？》

〈3年前位、ちゃうかったかな〉

え、その頃俺ら付き合ってるよな？

〈辰ー、どうしたん？〉

《……何もされてないよね？》

〈その日の記憶ないねん！笑〉

《え、まじか…》

〈やって、その前の日にこーじから辰を紹介して
もろたんやもん。嬉しすぎて飲みたくっててん。笑〉

『ハイテンションやったし、うるさかったわー。笑』

〈で、嫉妬しない辰が嫉妬でもしたんかな？笑〉

『え、そうなん？ふっかさん嫉妬？笑』

《……うるせぇ！俺だって嫉妬する時ぐらいあるわ！》

〈大丈夫！うちは辰しかみてへんから。〉

かぁいいこと言ってくれるから抱き締めたら

〈うち、いつも辰の共演者にヤキモチ妬いてるで？〉

《Aちゃんからのヤキモチなら大歓迎。わら》

そう、ひとこと返してもう一度強く抱き締めた。