俺の姉は最年長の彼女 (ページ1)

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似たもん同士かページ1

『ただいまぁー』

〈あ、おかえりぃー〉

俺が上京したタイミングで先に東京住んでた

A姉とルームシェアを始めてん。

元々仲良し姉弟やったからな！

『めっちゃええ匂いする！』

〈買いもん行くのめんどくさくて有るもん
使って、寄せ鍋風にしてみてん！〉

『え、じゃあ出汁は？』

〈それは、ちゃんと作ったで？わら
ええ味になったわ！うち天才！〉

『ほな、はよ食べよーや！』

『〈いただきまーす〉』

〈なぁ、こーじ。今日、辰どやった？〉

『どやったって、何が？』

〈変な女に寄ってこられてへんかった？〉

『毎日、それ聞く？ほんまA姉の頭ん中
ふっかさんでしかないねんな。笑』

〈どんどん男前になるし、色気出てるし
心配でしかないんやけど。〉

『心配せんでも、ふつかさんはいつもA姉の
こと楽屋でずぅーっと惚気けてるわ。聞いてる俺が
恥ずかしいねん。笑』

〈そーなん？辰、好きやわー、毎日会いたい〉

『それは本人にゆーたらええやん。笑』

〈無理なんやて、重いって思われたら嫌や！
辰に嫌われたら生きてけへん。〉

『いや、大袈裟過ぎひん？笑』

翌日

『おはようございますぅー！』

《…こーじ、おはよ…》

『え、テーション低くない？体調悪いんふっかさん。大丈夫ー？』

照「こーじ、おはよ。大丈夫、いつもの発症中。笑」

《…ねぇ、こーじAちゃん、変な男に言い寄られてない？》

『あ、ほんまや。発症してるわ。大丈夫やで。
いつものように〈辰、辰〉ゆーてた。』

《かぁいいから、毎日心配なの！毎日会いたい！》

『………A姉に直接ゆーてや。笑』

《…言えねぇよ。言って、子どもだって思われて
嫌われたら俺、生きて行けねぇもん。》

『もう！似たもん同士か！…ふっかさん、
今日、予定ないなら俺ん家く』

《行く！絶対行く！》

目「え、俺もこーじん家行きたい。」

〈ダメ、絶対ダメ。めめは特にダメ。〉

《いや、俺ん家。笑》

帰宅

『ただいまぁー』

〈おかえりぃ、辰、居るやん！〉

《Aちゃん、ただいまぁ♡》

〈辰、おかえりぃ♡(抱き着く)〉

『ちょ、まず部屋上がらせてーや。笑』

〈大好きな辰みたら、思わず抱き着いてしもた〉

《あぁー、もう癒される…》

〈辰の匂いに包まれてる、幸せやわ～〉

《ほんと可愛い。ちゅーしたい》

『…デジャブ』